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ウマッソヨ!

日々の事
06 /27 2023

 自分は今年になって、食べ物の好みがちょっと変わった。


 今まで滅多に食べなかった辛いものが急に食べたくなり、家にはキムチと唐辛子とコチュジャンを常備している。

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 キムチは安いのを中心にいろいろ試したが、現在は、韓国の宗家(チョンカ)のキムチ大瓶をリピート中。Aコープのコストコフェアで売っていた。

 熱いごはんにキムチを乗せるとア〜ラ不思議、魔法のようにごはんが無くなる!
こんにちは 私の新たな豚の素! (変な句を詠むな)


 甘めのお得用キムチに唐辛子を追加して安く上げる作戦も考えたが、甘いキムチは増粘多糖類(グアーガム)が入っているため、どろどろしててキムチ悪いのでダメだ。(つ、つまらん!)

 
 味噌汁にはコチュジャンを入れ、追い唐辛子をする。休みの日は、カップのマルタイ長崎ちゃんぽんにもコチュジャンを入れ、中国産の辛い粉唐辛子を入れ、香り付けに七味唐辛子をかける。ベースがいいので赤いちゃんぽんも辛旨~!


 コチュジャンは、韓国産のビビゴのコチュジャン一択。スーパーでも一番売られているようだ。

 
 日清食品のとんがらし麺は、半分食べてからごはんを投入してお茶漬けのようにかき込み、カラムーチョにも唐辛子をふりかけヒーヒー言って喜んでいる。

 以前、韓国メーカーの激辛カップ麺を食べ、次の朝、腹を壊して後の銃口が大変な事態になった「ヤシマ作戦事件」のあと、辛すぎるものは食べないようになっていた。
※その時の記事はここ(※閲覧注意!)


 それ以前もひどく辛いものは食べる方ではなく、調子に乗って食べると、整形しすぎのセレブのようにクチビルが腫れ、銃口も火が着いたように
激辛味になり、シビレて大変だった。


 それが今は、毎日、辛くないものも辛くして食べている。こんなに好みが変わるとは、自分はどこか悪いのだろうか? (頭でしょうね)


 豚汁にコチュジャンを入れるとウマイというのを何かで見たのがキッカケだったと思うのだが、あまりの変化に自分でもあきれている。


 ヤシマ作戦事件は「トラウマ」だったが、
私の辞書に「カラウマ」という言葉が加わった。


 孤独のグルメで、五郎さんが思わずおかわりした、わさび丼という料理がある。かつお節をたっぷりかけたごはんに、擦りたての本わさびを乗せ、醤油をかけ回すだけの究極にシンプルなもの。
 最近は、これをSBの刻みわさびチューブで安く再現して食べるのがマイブームだ。(いやビンボくさっ)
 次は奮発して、200円もするカメヤの伊豆産本わさびチューブを使ってみようと思っている。佐賀の太良町には、掘り立ての本わさびを買える農園もあるらしい。いつか儲けたら買いに行こう。ああ楽しい。(ああ、わびしい)

 意図せず激辛にハマってしまった昨今だが、肛門の狼が暴れ出すこともなく、まあまあ健康に過ごしている。
 唐辛子の辛味成分であるカプサイシンは、脂肪燃焼や血行促進に効果があるそうだ。その割に全然痩せないのは何でだろう。(そりゃ酒飲んで食うからだ)

 余談だが、ヤシマ作戦事件が発生したのは、以前の長崎駅保線区にあった月極め駐車場だった。Googleマップなどを見ると新しく出来た駅舎の所であり、新幹線かもめのホームの真下だったかもしれない事が判った。


※借りていた保線区の駐車場(推定位置) 

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        国土地理院 空中写真サービスより

※現在の長崎駅

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         Googleマップより

 あの時、現在のかもめのホーム下で、人間の尊厳を守るために必死でウ◯コをガマンしていたと考えると、何か、自分とかもめとの不思議なつながりを感じるのだった。
(こらこら、無理矢理つなげようとするな!)



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久しぶりに長崎駅へ

日々の事
06 /25 2023

 土曜日は、用事で長崎駅の方へ出かけた。


 いつもなら原付で行くが、ずいぶん前に買って全く使ってなかった東京駅百周年記念Suicaを机の中の地層から発掘していたので、今回はJRで行く事にした。

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 公共交通機関はほとんど乗らないので、Suicaなど使ったことがない。先日の出張では、領収書の出し方が判らず使うのをあきらめていた。

 どうだ、すんごい田舎モンだろう?(開き直るなよ)


 諫早駅は駐輪場がよく判らず、西諫早駅は急行が停まらないため、喜々津駅まで原付で行って電車に乗った。
 初めてCIAカードとやらを機械にかざす際は、やり方を間違うと改札がガシャンガシャンとロボット形態に変形して拘束され、逆さ吊りにされると聞いていたので緊張した。(そんなつまらんウソを言ってまでウケたいか)


 長崎駅周辺はまだまだ工事中。駅前は100年がどうとかテレビで言っていたので、100年くらいかかるのだろう。(かかってたまるかい)

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 駅前高架広場は解体中。屋根がないのでここで休んだりすることは無かったが、見慣れた景色が無くなるのは、ちょっぴりセンチメートルになるものだ。

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 新しい駅舎は、どう考えても新幹線かもめを見せびらかすためにガラス張りにしているとしか思えない。(個人の感想です)

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 飯盛町のある小金持ちが、大型の液晶テレビを買ったことを近所に自慢するため、テレビのダンボール箱を玄関先に一ヶ月くらい、よく見える角度で置いていたという実話を思い出した。


 駅前で用事が済まず、浜町(はまのまち)へ行く必要が出てきたため、路面電車に乗った。たびたび値上げされ、とうとう大人140円になっていた。


 昭和30年代くらいの製造かもしれない、見慣れた古い車両にも、最新のハイテクICカード機器。時代は変わった。

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 昔は、電車の折り返し地点の停留所で、運転士さんが料金箱を取りはずして手に下げ、反対側の運転席に運んでいたものだった。

 
 路面電車では、Suicaが使えることを知らず現金で払ったのだが、じいさんばあさん達もけっこうICカードを使っていた。
 やはり我々の時代は終わったということだ。


 用事が済み、浜町から長崎駅に戻るのも面倒なので、高速シャトルバスで諫早に帰ろうと思い、中央橋バス停へ向かった。しかし、喜々津駅に原付を置いて来たことを思い出し、慌てて電停へ引き返した。
 シャトルバスは諫早インターで高速を降りるので、喜々津に寄る訳がない。思い切り無駄な逆戻りをするところだった。脳ミソがだいぶヤバくなっている。


 最初に長崎駅に着いてすぐ、かもめ市場で弁当を買っていたので、諫早に戻って遅い昼食にした。

 久しぶりの、くらさきの鯨カツ弁当。予約無しでは長崎駅でしか買えない。本当は、鯨すき弁当がよかったのだが、売っていないようだった。

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 もちろん、グレートローリングサンダーウマシャス!

 ここは、人が来ることのない海岸のどん詰まり。

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 さっきまでの人混みとは対極の、穏やかな時空間。寄せては返す波の音が心地よい。空港に降りていく飛行機や、砂の運搬船を見ながら、フナムシと共にしばらく過ごした。 


 かもめ市場では、弁当のほか、日曜日に妻の実家への簡単な手みやげにするため、松翁軒のチョコラーテを買った。

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 チョコ味のカステラでは、自分はこれ一択。冷やして食べるのがベスト。夏でも
ギガントウマシャスだ。他のものは、パサパサだったり味がケイン濃すぎだったりで頂けない。

 そして、つい出来ごころで、松翁軒のかもめカステイラを買ってしまった。

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 カステラでもカスティーリャでもないところがミソだが、味噌は入っていない。
(はいはい)

 最初は「カスティラ」と読んだが、松翁軒HPにはカステイラと書いてあった。


 これは、箱を切り貼りすると新幹線かもめにトランスフォームする、おこちゃま向けの製品だ。いい歳のおっさんが興味を持つようなものではない。
 うぅ〜む、完全に松翁軒の間合いに入っていた。これはうかつだったでしゅ。


 中には組立説明書や貼り付けるシール、新幹線かもめ紹介の冊子などがはいっている。

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 カステラは、
648円で売っている五切れ入りの普通のカステラ。甘すぎず、ネチョネチョしすぎず、パサパサでもなく美味しい。

 このシリーズはお手軽なので、チョコラーテなどは時々、家で食べる用に買っている。


 まあ、買ってしまったものは仕方ないので、かもめカステイラを組み立てた様子を書いておこう。


 ハサミで切り込みを入れ、一部に両面テープを貼って折るだけ。簡単に完成する。これなら猫でも
(いや、作れんぞ)

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 一応ちゃんと新幹線に見える。諫早図書館のかもめといい勝負だ。 


 問題は、引き出しが半分しか収納できず、小物入れにするとしてもムダなスペースが多いこと。

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 無論、メーカーはそんなことは想定していないだろうが、あまり実用的ではないので、小物入れとしては考えない方がよい。
(そう考えたのはお前だろう)

 でも、乗りもの好きの子どもには、いいおみやげになるかもしれない。




やっとかもめに乗った

日々の事
06 /18 2023

 去年の9月、ウチのよく出来た嫁様が、西九州新幹線かもめの試乗会に応募し、見事当選!!万歳しながら奇声をあげて踊りまくった。


 唐草模様の風呂敷包みに竹の皮の弁当入れと、準備万端整えて正座して当日を待っていたが、台風14号の雲古野郎のせいで、まさかの中止!

 これは完全にガッカリ八兵衛だ。わたしが子どもだったら、グレてよっちゃんイカやうまい棒を万引きしていただろう。
 仕方がないので、諫早図書館のかもめ号に乗ったが、ベニヤ板だし動かないし、ただ虚しいだけだった。(乗ろうと思うな)
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 その後、「よかけん一遍、冥土のみやげにかもめに乗ろうで」と話していたのだが、諸般の事情でなかなか行き出さずにいた。


 しかし!今回、仕事とは言え、やっとこさ、ひょっとこさ、かもめ号にご乗車の運びと相なった。しかも仕事なので無料!苦節9ヶ月、ようやく掴んだこの機を逃すな!無人在来線爆弾、全車投入!! (勢いで書いてるだけなので無視してよし)


 そういう訳で、新幹線に乗って一泊二日の京都出張に行ってきた。今回は強行軍なので、寺いっちょ見るヒマもなかったのだが、新しい新幹線を体験できてよかった。
 ハッ!まてよ。新幹線は「新しい幹線」なので、「新しい新幹線」というのは変ではないか?
 だからといって、古くても「古幹線」や「旧幹線」とは言わない。古くなったら一体どうすればいいんだろう。(いや知るか)

 諫早駅は、新幹線ホームが地上の高さにあるのが珍しいのだそうだ。

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だが、正面の東口から入ると、3階まで上った所に切符売り場があり、改札を入って1階下に降りたところにホームがある。でもそこは2階ではない。

 妖怪ビルのようだが、諫早駅の線路は元々、河岸段丘の上のような一段高い位置にあり、東口は坂だったため、平地にしたら段差が増えて変な構造になったのだろう。


 ホームを出発した先は、高架線路への登り坂になっていて、ちょっと銀河鉄道っぽい。

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 とても大きな都会の駅のようだが、駅は左の部分だけで、右半分の大きい方はホテル。

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 田舎の小金持ちが、自分を大きく見せようと見栄をはるのを思い出した。 


 とにかく、同僚とふたりで、諫早駅を11時54分発のかもめ24号に乗って、えっ?運休?

 
 架線に飛来物が引っかかったため点検とかで、いきなりの運休だ!ワオ!なんて幸先のよいスタートだろう!


 実は先月も、仕事で熊本の取引先へフェリーで行く事になり、島原外港に着くと、乗る予定の便が霧で運休になっていて、皆で呆然とした。

 結局、国見の多比良港まで戻って有明フェリーで渡った。


 う〜ん、しかし2回連続で運休とは、たわしは変な能力を得てしまったのではないか。

ようし、来月は何を運休させてやろうか。ウヒョヒョヒョヒョ!

 出張一日目は移動だけなので、一本遅れても仕事に支障はない。夕方の自由時間が短くなるだけだ。山勝食堂で少し早めの昼ごはんを食べて次の便に乗った。

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 自分は鉄道の事はサッパリなのだが、かもめはN700S系という車両らしい。車体も線路も新しいためか、発車も停止もすごくスムーズで乗り心地がよく快適だ。

 とても蒸気機関で石炭を焚いて走っているとは思えなかった。(走ってねえよ)


 ヒュイ〜ンというターボ車みたいなモーター音が聞こえるが、耳障りではなく心地よい響きだ。 
 あまりに快適だったため、武雄温泉駅で乗り換えたグレーのリレーかもめは、昭和の鈍行列車かと思うほどの落差があった。
 以前の「白いかもめ」とはまた違うのか、発車の瞬間、ガクンガクンと前後に大きく揺れ、全員、首が張り子のトラのようになってしまう。減速時も同様だ。


 在来線規格の古い線路なので、仕方ないところはあるのだろうが、走行中は横にもけっこう揺れ、線路の継ぎ目か何か知らないが、「ンガッ!」と大きく振られ、窓に側頭部をぶつけそうになる。赤ん坊は首がよく座ってから乗せたほうがいいだろう。

 スマホで書き物をしていると、揺れて画面のキーをちゃんと打てず、「たSじぇのSMでTWんぢふぁ」とかなるので、途中であきらめた。新幹線では全然問題なかった。


 武雄温泉駅での乗り換えはやはり面倒だし、繁忙期には自由席の奪い合いになるだろうし、早く全線フル規格にしないと「佐賀の張り子のトラ列車」などと変な評判が立って‥、ハッ!もしかして、国がわざと、佐賀に揺れる列車を‥


 佐賀県がカネをしぶるのが悪いような言われ方もされているが、メリットが無いものに大金を出したくないのは当然だろう。しかも約束と違う事を勝手に進められれば。

 佐賀にも観光資源はいろいろあるし、安くて広い土地もあるはずので、それを活かせるように国が民間と協力して先導するくらいの事をすればよさそうに思うのだが、どうなのだろうか。


 自分は、佐賀平野の「遠くにかすむ山並みを見渡す風景」が好きだし、有明海の干拓地や干潟の「異世界な雰囲気」を楽しむために時々訪れる。美味い日本酒もあるし、自分が知る限り人も親切だ。

 ただ、その辺りには新幹線は通らない。(イヤミか)


 博多で山陽新幹線のぞみ号に乗り換える。車両は同じようなタイプだったが、ヒューンという音はあまり聞こえなかった。もちろん快適だったが、かもめの方が、スムーズで滑らかなように感じた。

 新しいからだろうか。

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 京都の宿には18時頃に到着。歩いて移動するだけで汗だくになった。翌日、朝から現場へ調査に行き、イヤというほど歩かされてまた汗だくになった。当日中に帰る予定だったのだが、責任者が残業すると言い出した。

 それではもう1泊するしかなくなる。しかも汗だくの汚れたパンツしか無い。裏返して使用する訳にもいかず、履いていても安心できない!

 次の日に朝からやる仕事もいっぱいあったので、もう一人を人質に残して自分だけ当日中に帰ることにした。


 ひとりで知らない街を移動するのは苦手ではないが、時間の余裕がないとやはり不安はある。昔は車掌さんや駅員さんに必死で確認していたが、今はスマホがあるので、時刻表も路線も、駅の構内図も見れるし何とかなる。

 しかも!いざとなったら、電話をかける事もできる!

 もう、わしらの時代は終わったということだ。


 18時02分発の、のぞみ77号に乗れば、22時24分には諫早に帰れる。ただ、新神戸と新鳥栖と武雄温泉駅の3箇所で乗り換えになる。

 最初に予定していた便は23時30分頃の諫早着だったので、家に着くのは翌日だ。やはり少しでも早く帰って、脱水症状の体に、冷たくてシュワシュワした飲み物を注ぎ込みたい!!


 京都駅の切符売り場のおねえさんに、のぞみ77号の乗り換えは大変だろうかとネイティブな長崎弁で聞いたら、田舎モンと察して乗り換え駅と時刻が判るレシートのような紙を印刷して説明してくれた。これさえあれば大丈夫だ。ありがとう!

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 帰り着くまでに何度も確認したので、ボロボロ。


 一応、会社用に京都のみやげを買おうかとお菓子を探したが、「おたべ」のようなものばかりで、みんなで分けられるものが見つからずあきらめた。結局、家用の水なすのしょうゆ漬けを1個だけ買った。


 京都駅では、早速、自由席の号車をひとつ間違えて指定席のところに並び、歩きすぎて足が痛いのに座れなかった。
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 通路に寝転がって、座っている人を下から凝視してやろうかと思ったが、新大阪駅で人がいっぱい降りたので座ることができた。

 
 次の新神戸で、早くも乗り換え。ここからは、九州新幹線さくら569号。かもめとは少し形が違うN700系という車両で、うすい水色をしている。

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 乗り心地は他のタイプの車両と大差はなく、快適だった。ただ、窓が汚れて外がよく見えなかった。外の写真を撮ろうとスマホを窓に近づけたら、
「レンズを拭け」みたいな事をスマホに言われた。


 新幹線自体は快適なのだが、周りのあちこちから
「プシュ!」という、冷たくてシュワシュワな飲み物を開ける音が聞こえてくるのが静かな拷問だった。
 すぐ後ろの席で聞こえた時は、麦の香りまで漂ってきたので、口をつける前に奪ってペロペロしてやろうかと思った。
 クルマを会社に置いているので、残念だが今は飲めない。般若心経を唱えて耐え、ぬるくなった残り物のお茶を飲んだ。

 次の乗り換えは、佐賀の新鳥栖駅。21時13分に着く予定。疲れていたのでちょっとうとうとしたが、乗り過ごしたら鹿児島まで行ってしまう!それは非常に困るでごわす!


 もうすっかり暗くなってきた。九州新幹線さくらは矢のように走り続け、
新鳥栖に着く。鳥栖(とす)の英語のアナウンスが「トゥース」と聞こえてちょっと面白かった。

 ここの駅舎は長崎本線と九州新幹線がクロスしているだけのシンプルな構造。


 鳥栖は高速道路のジャンクションもあり、昔から交通の要衝なのだろう。地形を見ると、けっこう古代から分岐点だったように思えるが、大きな遺跡とかは出ないのだろうか。


 リレーかもめは、前日と同じグレーの張り子のトラ列車だった。ヘッドバンギングしながら武雄温泉駅へ向かった。あともう少しでうちへ帰れる。


 再び、西九州新幹線かもめに乗り換え。乗り換えはこれが最後だ。
乗客が少ないのは判っていたが、後ろを振り向くと本当にガラガラだった。島原鉄道かと思った。

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 うーん、業績は順調という話だったが、本当にこれで利益が出ているのだろうか?


 リレーかもめから新幹線かもめに乗り換えると、やはり乗り心地の良さが際立つ。軽トラと日産セドリック
(昭和か!)くらいの差に思える。あとから思い返してみたが、横に揺れたという記憶がない。
 かもめの座席は、山陽新幹線、九州新幹線と比べてホールド感がよい気がした。リレーかもめが間に入って、ちょっと比較しにくいが・・。
 そして、やはり他の新幹線と違って、ヒューンという音が聞こえる。


 ただひとつ、 夜のかもめは、照明がめちゃくちゃ明るくて落ち着かない。もう少し暖色系にして照度を落としたほうが旅の気分は出る。
※実際はもっと明るい。
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 これくらいが落ち着く。(昭和か!)

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 ずっと新幹線自体に乗る機会がなく、今回、たぶん十数年以上振りの乗車だった。シーズンオフの平日だったので自由席でほとんど座って行けた。

 長崎に新幹線などいらんだろうと、試乗会に当選するまでは思っていたが、こんなに快適ならこれもアリかと思えるようになった。

 自転車を積んで尾道まで行き、しまなみ海道を走ったりという使い方も出来そうだ。


 ただ、張り子のトラ列車は勘弁してほしいので、こうなったら、国民の税金で私腹を肥やす連中を成敗するなどして、何とかかもめのフル規格全線開通を実現してほしい。


 22時24分、路線バスに乗っているかのように、アッという間に
諫早駅に着いた。
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 駅まで家族に迎えに来てもらい、会社へ自分のクルマを取りに行った。だが、まだ大事な仕事が残っている。
 今すぐにセブンイレブンへ行って、冷たいシュワシュワの飲み物を買わなければ!



令和5年の桜を見つつ、原チャリ調査隊は往く

日々の事
04 /04 2023
 自分は最近、原付(50cc)でけっこう遠くまで出かける。
 日曜日は、地名の調査で佐賀県嬉野市の山の中と、東彼杵郡波佐見町の山の中へ行ってきた。

 今どき制限速度が30Km/hでは、幹線道路を走ると下手っぴに当てられそうなので、なるだけ裏道を走る。大きい交差点では二段階右折とかいう、危険極まりない行為を強要させられるので、迂回ルートも詳しくなった。

 今回はまず、諫早から大村を通って北上するのだが、「おつまみガリ」を買うために、弥勒寺町のシュシュに寄る。ついでにおやつの酒まんじうも購入。賞味期限が当日限りの生産者直納品は、やはりスーパーの添加物入りのとは違ってウマシャース!シャース!シャース!(はいはいエコーね)

 丘の上から見る大村市街地。ちょっと春霞み。
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 ちょこちょこ寄り道して、昼ごはん。長崎自動車道の大村湾パーキングエリア下り線のレストランが、長崎ちゃんぽん専門店としてリニューアルしたと聞いていたので、原チャリで行ってみた。
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 原チャリで高速を走ると、すぐにお縄を頂戴する上、ネットニュースで世界中に配信されるので、一般道の裏口から入る。このサービス、貧乏人間にはとても助かる。
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 あらかじめネットで情報を確認して、よだれセンサーMaxだった、角煮ちゃんぽんを選択。
 あれぇ?角煮が写真と違って小さいぞお!写真ではふるふるに見えたが、けっこう硬いし。これは単なる厚めのチャーシューだ。100円アップの「野菜たっぷり」は多すぎるだろうと思って普通のにしたが、野菜は、食いかけかと思うほど少なかった。
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 まあ、ちゃんぽんはスープだからね!気を取り直してスープを一口飲んだ。
 塩辛かった‥。

 う~んこのちゃんぽんは、一般的にはものすごく美味いのかもしれないが、ちょっと自分の好みではなかったようだ。(はっきり言えよ)
 自分はもう老人なので、最近はどっちかと言うと、長崎のコッテリちゃんぽんより小浜ちゃんぽんの、あっさりだが魚貝エキスの旨味が効いたスープが好みになってきた。
 リンガーハットのちゃんぽんも、昔ほど美味いと感じないのは、自分が贅沢になったからかと思っていたが、どうやらパートさんがIH調理器具で焦げないように作っているからのようだ。
 昔は屈強なあんちゃんが、豚肉と野菜を重い中華鍋を振って強火で炒めていた。火がしっかり通るだけでなく、ちょっと焦げると、何か知らんけどゼッタイに美味くなるはずだ。

 ちゃんぽんの麺も、いろんなものがあって、何が正解という事はないが、ぷりぷりならいいというわけでもない。
 雲仙市瑞穂町の、あるレストランのちゃんぽんは、「あそこのは美味かったな」と記憶に残る美味さなのだが、麺が、ちゃんぽんを知らない土地の会社が想像で作ったものっぽいのが惜しい。しかし、中華街で買った麺を持っていって「これで作ってくれ」と言うわけにもいかない。

 ちょっと熱くなってしまったが、諫早にもちゃんと中華鍋を振って美味いちゃんぽんを出してくれる店がある。でも、どこかは絶対に教えねえ!

 飯を食って、山から国道に下り、東彼杵町へ。高速インターの交差点を過ぎて右へ曲がり、旧道を谷の奥の奥まで進む。
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 途中、道端に大きな鳥居だけ建っている。しかし、神社は見当たらない。
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 鳥居の中央、高速道路の高架橋の奥に、ちょっと見えているのが、虚空蔵山(こくぞうさん)の山頂。山には愛宕神社があり、これはその一の鳥居らしい。何度か移動して今の場所に落ち着いているそうだ。

 谷の奥に、三の瀬という所がある。バス停が、いかにも過疎地である事を物語っている。
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 次に行った時は倒壊しているかもしれない。

 古い峠道ほど、谷の奥まではゆるい坂で、そこから一気に急傾斜になる。その登り口に、以前SNSで話題になっていた「西九州新幹線のトンネルの山をてっぺんからコンクリートで固めた所」の側を通ってつづら折りの坂を上る。
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 自然はすごいが、人間もすごい。「これで大丈夫」と言い切れるのだから。トンネル口にはちゃんと「三の瀬」と地名が書いてあった。
 コンクリートは、この川瀬から施工されている。
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 この辺の桜はちょっと早く、もう葉桜。
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 なかなか新幹線が近くでバッチリ見える所は少ない。時刻表をみたら来そうだったので、遠くから狙って奇跡的に撮れた。ここで上下がすれ違う事は知らなかった。
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 峠に向かう途中の集落で、「共同便所」という昭和な案内板に心惹かれた。英語とハングルを併記しているが、観光客が来るような所とも思えなかった。あとで調べてみよう。
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 俵坂峠から、山の集落の調査へ。思ったより険しかったが、予想した地形とは違い、通行止めもあって途中で断念した。
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 波佐見町へ向かうため、山を降りる。国道に戻るのもなんかもったいない気がするので、岩屋川内ダムの方から嬉野へ抜ける。  
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 ダムから下を覗くと、相変わらず尻がモゾモゾする。
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嬉野市内、ガソリン安ぅい!半分だけでも入れとけばよかった。
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 一応、西九州新幹線の嬉野温泉駅も外観だけ見に行った。周囲はまだ工事中で、でっかい病院が駅の真ん前に建っていた。
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 県道1号線の低い峠を越え、波佐見町の目的地へ。途中、最近人気のPOPな波佐見焼などをあちこちで売っていた。遅くなるので今回は我慢した。

 高いところに行って山の稜線が続いていると、とりあえず写真を撮り、家に帰ってGoogleアースなどでどこの山なのか調べる。カネがかからずけっこう楽しめる。 
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 そして、スタイリッシュな小屋とか、どうでもいいものに、つい目が行く。
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 山の集落の観光、いや、調査を終え、あとは帰るだけ。
 波佐見町は、川沿いの土手に何キロも桜を植えていて壮観だ。
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 しばし散歩して、駆け足で過ぎてゆく春を楽しむ。

 おやつの酒まんじうが美味かったので、まだ残っていたら買おうと思い、再びシュシュへ。

 福重町の公民館の桜も、まだそれほど散っていなかった。
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 弥勒寺町には梨の花も咲いて、受粉作業が行われたとニュースで言っていた。
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 シュシュに行ってみたが、まんじうどころか、おはぎも桜餅も、何もかも売り切れ!

 帰りもまた、できるだけ裏道を通って諫早へ戻った。
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 春は往く サクラ咲いたら サヨウナラ
 また来年も会いに行こう。

庭の木を刈る

日々の事
05 /12 2021
 更新が滞っているので、まだコロナであの世へ行ってないことを知らせるため、何かテキトーにでっちあげておこう。

 まずは、わしが最近覚えた若者の歌。合っとるかのう‥

おケツからプ〜です
え何?カマシたのプ〜です
君がコイた屁~です
でも君にお返しできずスーです

いや、くっせぇわ!

 連休は、市外や県外や太陽系外に出かけることもなく、主に家のことをやっていた。
 庭の木が道路や隣の家に張り出していたので枝を切ったのだが、高枝切りバサミがてっぺんまで届かず、不良の頭みたいなまま日が暮れ、イジあせった!
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 こういう髪形を「ソフトモヒカン」などと言うらしいが、「マイルドヤンキー」みたいなものだろうか?
 ホンダは以前、軽自動車の企画かなんかでマイルドヤンキーという言葉を使っていた。なんか田舎の若いファミリーを小馬鹿にしているようで、嫌な気分になったものだ。お客さまに対して失礼だろう。
 田舎の元ヤンキーもどきの太った夫婦が、揃って色あせたよれよれのジャージを着て千切れかけたサンダルを履き、鼻水でガビガビのロンパースを着て後頭部だけ髪の長い変な名前の子を連れ、週末にジャスコへ行くのをイメージしたに違いない!!
(いや、誰もそこまでは‥)

 木を普通の形に刈らないと、うちも「マイヤン一家」と思われるかもしれない!それだけは尻が裂けても避けたい。

 次の日、脚立をハシゴモードに伸ばした状態で木に立てかけ、ゆっくり登ってみたが、ハシゴはズブズブと枝の間にめり込み、自分も一緒にめり込んでしまって何も出来ない。
(それはお前が重すぎるからだ!)

 とにかく木の全方向から回り込み、少しずつ攻めていった。脚立の上で背伸びして肩より高く腕を上げ、枝切りバサミはほぼ水平で最大の長さ。腕がパンパンになるまで刈り込み、やっと山頂付近を残すのみとなった。しかし、どうしても届かない。
 バレリーナのようにつま先立ちで左右に移動し、無表情で空中をハサミでチョキチョキしていたら、ヤバイ人と思われて通報される!愛想よくしとかにゃならん。だが、ひとりでニコニコしていてもやっぱり通報されそうだ。どうすればいいんだあ~
 隣りの家の物置の屋根に登ればたぶん届くのだが、老夫婦が亡くなってから、現在は人が住んでおらず、息子さんや親類は連絡先を聞いてないので断りも入れられない。
 まあ、親類は時々掃除や法事で来るだけなので、ちょっと登るくらいは問題なかろうが、屋根の上に仁王立ちしているタイミングでハチ合わせしたら、さすがに気まずい!
 それに、古い小屋なので、自分の体重で屋根に立ちあがった瞬間、サビた鉄板がツッぽげて大惨事になりそうな予感がする。今夜作戦をたてて、また明日続きをするかなあ‥。

 夕暮れに紛れて屋根にコンパネを敷き、その上にそっとしゃがんでみたが、ミシミシと嫌な音を立てて揺れている。そのままボロ小屋の中にフリーフォールしたら、間違いなく近所の人が集まってくる!
 恐ろしくて立ち上がることができず、屋根の上であぐらをかいたまま、何とか暗くなる前に刈り終えた。もう全身が筋肉痛だ。

 よし、これで「変なモヒカンの木の家」とネットで笑いものにされずに済む!

 次の日の朝、隣りは法事らしく、クルマが3台くらい集まっていた。
 ふぅ~、あぶないあぶない、やっててよかった!

Ramblingbird

長崎南部の自転車散歩やどうでもいい出来事を、小学生ギャグを交えて書き散らします。お下劣な表現を含みますのでご注意下さい。