初めて買ったクルマ

私は、丸っこいものよりも、
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角ばったシャープなデザインが好きだ。
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ウルトラセヴン自動車!
三菱コルディア 1600GSR TURBO 昭和57年式
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初めて買ったクルマ。もちろん中古。
いろいろあって、クルマの免許を取るのが遅れ、取ったあとも会社の
軽自動車を自由に使わせてもらっていたので22,3歳くらいだったか。

まだドアミラーでなく、フェンダーミラーだ。
当時は、フェンダーミラーはカッチョ悪いと言われ始め、ドアミラー
に取り替えて、元のミラーの穴は何かで塞いでいる人が多かった。

ホイールも鉄チンホイールでホイールキャップすらつけていない。
カワイイじゃないか。

どちらかというと、自分の事に関しては、昔からあまり細かい事は
気にしない方だった。

これは、三菱自動車の意欲作で、セダンタイプのトレディアという
車と共に、未来から来た!みたいなCMで売りだしたが、サッパリ
売れなかった。

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変なギミックがてんこ盛りで、面白かった。


◎ヘッドライトのワイパー
ボタンを押すと、ウォッシャー液がちゅーと出て、ワイパーが数回
シャカシャカと動いた。高級外車にはついてるのもあったそうだが、
国産小型車にわざわざ採用したのはどういう意図だったのだろう。

信号待ちで使うと、ウォッシャー液が飛散して隣りの車にもかかった。
黒塗りのベンツが横にいないか確認する必要があった。


◎ボンネットの巨大なエアインテーク
この頃のターボ車は、まだインタークーラーが付いておらず、ここから
風を入れてエンジンをがんばって冷やす必要があった。エンジンを止める
時も急に止めると傷むので、しばらくアイドリングしてから止めていた。
ターボタイマーをつけると自動で数分アイドリングして止めてくれたが、
買えなかった。

女の子達にこれは何かと聞かれたら、冬場に弁当を入れてエンジンの
熱で温めるためのものだと答えた。8割以上が信じた。


◎室内に風を入れる所(ベンチレーションダクトか?)
本当の名称は不明。後部の窓は開かないため、ここから風を入れる。
内部のレバーを動かすと、写真の部分がピョコンと外側に出てきて、
走行風を中に入れる事が出来た。

万が一、後部座席に屁が充満してしまった場合、ここを開けて外気を
直接吸うことで助かる可能性が高い。


◎副変速機 スーパーシフト
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4速ミッションだったが、シフトレバーの横に副変速機があり、
POWER/ECONOMYの切り替えで
8速相当の変速が出来た。自転車かよと思った。

普段はECONOMYで走り、給料日が来たらPOWERに
入れることが出来た。



クルマを作る側も使う側も、夢が見られた時代だったのかな。

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そう言えば、
私はウルトラセブンは好きだったが、
サンダーバードはもっと好きだった。

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テーマ : 車関係なんでも
ジャンル : 車・バイク

三浦海岸を北へ

散歩記なので散歩の事を書こう。


諫早から大村へ行くのに、三浦地区の海岸を通るコースがある。
大村湾に沈む夕陽がきれいな山道だ。

諫早から走って行くと、海岸から山に向かい、登りに差しかかる。
この辺りから又海岸へ下りる道があり、行き止まりになっている。
以前、クルマで行った記憶があった。
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航空写真を見ると、やはり行き止まりに見える。しかし丘を越えた
所もずっと海岸に沿って道がある。もしかして自転車が通る位の
道はあるんじゃないかと思った。

冬のある日、確認するために現地へ行った。

海岸はコンクリートの堤防道路。
しばらく進むとやはり行き止まり。
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しかし、どん詰まりの手前に、下へ降りる鉄の扉がある。
海岸は石ころだらけだが歩けそうだ。
扉は開いていたので自転車を担いで降ろした。
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ここは、潮が引いた時だけ通れるのだろう。向こうに階段が見える。
左の岬の上にある建物は、県立精神医療センター。
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対岸は東園あたりだろう。
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上陸して進むと、普段使われていない道路のため、葦のような草は茂り、
足元は塩を含んだような泥が堆積して、自転車にどろよけが無ければ、
服が泥々になって自分で洗濯をさせられる所だった。なんとか抜けて
病院あたりまで行くが、ここからは道がない。

一旦、県道まで登り、病院の先からまた海岸へ下りる。

小さな漁港がある。船津地区。
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大村郷村記に載っていた神社を見て、さらに進む。

奥の方は畑ばかり。行き止まりの海岸のところにコンクリートで出来た
何かの土台のようなものがある。
以前見たような気もする。昔から結構うろうろしているなと思う。

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この先は、祝崎の別荘地だ。ボートの桟橋か何かではなかったろうか?
よくわからない。

別荘地は今、住宅地として分譲されているようだ。
いずれにしても、夢の跡だろう。


写真が暗いのでなんだか陰気くさい。冗談も思いつかない。
次は明るいのにしよう。

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ジャンル : 趣味・実用

ミニキャブ3号よ永久に

今回は、ほぼ独り言。


そのころ自分は独身で、あまり贅沢せず暮らす分には金にもそれほど
困らず、好き勝手に暮らしていた。

クルマは普通車があったが、思い切り遊べるのが別に欲しかった。
やはり、以前乗っていたミニキャブがよかったなあと考えていた。

昔の軽の箱バンというのは、自分にとって理想的なクルマだった。
4WDなら大抵の所に入っていける。中古なら気兼ねもない。

ボンネットが無いので、見通しの悪い路地から出る時も、ちょっと
前を覗けば周囲が見える。

軽なので狭い道も問題ない。長崎の林道は狭いので小さい車がいい。

室内はフルフラットになり、ゆっくり昼寝も車中泊もできる。

ミニキャブ2号は4代目のモデルだった。
この当時はすでに5代目の販売が終了し、6代目が出ていた。

中古なら5代目の選択もあったが、5代目からはボディが乗用車に
近い構造になり、4WDシステムも荒れ地を走るためのもので無く、
雪道で滑らない事を目的としたフルタイム4WDに変わった。
これは、山で遊べないという事を意味していた。

やっぱり4代目ミニキャブ4WDしか無かった。

ネットの中古車情報を見ると、福岡に1台あった。
次の週末、さっそく見に行った。
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店は留守だったが、クルマがあった。
あちこち傷だらけで、タイヤもぼうずの上、サイドが破れかけて
コブのようにふくらんでいた。
まあ、どうせ山遊びするのだから傷は問題ない。タイヤは換えれば済む。

ミニキャブ ブラボー ZE スーパーチャージャー4WD 5MT

しばらくすると店の親父が戻ってきた。
長崎から見に来たことを告げ、全部でいくらになるか聞いた。

諸経費が妙に高かったので値引きを交渉したが、「これくらいもらわんと
商売にならん」と強気で言う。じゃあ他を探すからもういいと告げて帰ろうと
したら、急に態度が変わり、「その金額でよかよ タイヤも換えるけん」と
言った。

登録の手続きは郵送で出来るそうなので、納車の時は高速バスで行き、近くの
停留所で待ち合わせた。
親父さんは終始ニコニコして見送ってくれた。ミニキャブ3号は、この時すでに
12年落ち位で、たぶん売れる見込みも無かったのだろう。

タイヤはちゃんとまともなものに換わっていたが、何があるか分からないので
下の道を通って帰った。


ミニキャブ3号生活が始まった。

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多良岳周辺の山は、鎖で封鎖された所が増え、以前より遊ぶ所が減っていた。
4WDで無理をしてひっくり返ったり谷に落ちたりする者がいたためだと聞いた。
林道はほとんど舗装され、普通車が気軽に通るようになった。山はセンター
ラインが無いため、対向車が見通しの悪いカーブで真ん中を走ってくる。
以前のように気楽に走れなくなった。それでも人の来ない山の中は
自然に包まれて気持ちがよかった。

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昔の史跡などを見に行くのには活躍した。林道はきれいになったが、開発の
進まない所は未舗装道路も多い。町中でも軽自動車は邪魔になりにくい。

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壱岐へひとり旅をした時は、仕事が終わって夜の高速を走り、呼子から
フェリーで渡った。次の日に帰るつもりだったが、いい所だったので2泊
した。もちろん車中泊。地元の人が遊ぶ海辺の草原では、4WDパワーを
発揮した。海岸のキャンプ場で、沖のイカ釣り船を見ながら焚き火して
ワンカップ大関を飲み、このまま日本一周の旅に出たいなーと思った。

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壊れたら修理して、末永く乗りたいと思っていたのだが、そういう訳にも
いかなくなった。長いひとり者の生活も終わろうとしていた。これからは
余分なおもちゃは持てなくなる。自分だけならミニキャブだけ残してもいい
と思うが、今の交通事情で安全性を考えると、さすがに人を乗せるのには
適さない。世間体というものもある。人に心配させてもいけない。

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このクルマを手放そうと決めた時、初めて、何か淋しい気持ちになった。
出来ることなら、どうにかして持っていたいと思った。
クルマは道具だと考えていたので、いつも手放すのに抵抗はなかった。
これほどミニキャブに固執したのは、やはり、自分に一番近いクルマだと
解っていたからではなかっただろうか。

何かと引換えに大切なものを失ってしまう。それは仕方のない事だろう。
すべてのものが必ず変わっていく。

現在生産されているクルマの中で、これは是非乗りたいと思うものは無い。
これからも出てくる事はないだろうと思う。

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3台のミニキャブで過ごした日々は、本当に楽しかった。
自分の人生の一部として忘れられない時間。
このクルマに出会えてよかったと思う。


おわり

テーマ : 車関係なんでも
ジャンル : 車・バイク

黒ネコの担桶(タンゴ)

※注意:お食事中の方には適切でない表現を含みます。


私が子供の頃、家でネコを飼っていた。

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無論、根子ではない。
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何匹か飼っていたが、中でもクロは冒険家だった。
違う言い方をすれば、バカだ。

ある日、家に帰ると塀の上に大きなおはぎがあった。
よく見ると僅かに動いている。

猫のクロだった。
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真っ黒いはずの猫が、鼻先からしっぽまで、きな粉を
まぶしたように、乾いた泥土で覆われていた。

近づくと、みぁぁ‥ と弱々しく鳴いた。

強烈なウンコ臭がした!

私は「うひゃあ」と言って逃げた。

どうやら肥溜めに落ちて、ウンコを落とすために
土の上で転げまわったらしい。熟成された肥やしは
粘度が高く、全身の毛をキャラメリーゼし、泥土を
まんべんなくトッピングしていた。


姉が帰ってきたようだった。
「うひゃあ」と言う声が聞こえた。

のろのろと家に入ろうとするクロを、絶対に触らない
ように注意しながら阻止して、カギを掛けた。

クロは、バカだけどおりこうだったので、閉まった
引き戸を開ける技を習得していた。超危険だ。

玄関のガラス戸の外に、おはぎのシルエットが映った。
みぁぁ‥ と鳴いた。可哀想だが仕方がなかった。

母がパートから帰るのを待ち、報告するつもりだった。

外から、「うひゃあ」と言う母の声が聞こえた。

「あんた、何ばしよったとねー?」
母は困ったり呆れたりしていたが、やがて笑い出した。
ショボーンとしたクロのおはぎ姿がツボにハマったようだ。

こんな時、百姓の家出身の嫁は頼りになる。
クロは、母に家の前の川へ連行され、冬の冷たい水を
かけられて、洗剤で丹念に洗われた。洗われている間、
クロは身動きもせず、じーっと我慢していたそうだ。

もういいでしょう、となった頃には日が暮れていた。
クロはボロ布で拭かれ、においチェックのあと釈放された。
やっとふつうの黒猫に戻った。
本人もさぞかし臭かったことだろう。
よかったね。クロ!

体が冷えて寒かろうと、母はクロをこたつの中に入れてやった。

晩ごはんの前、様子を見ようとこたつ布団を開けた。

暖まって復活した、肥やしの臭いが充満していた。

家族全員が「うひゃあ」と言って逃げた。

テーマ : 日々の出来事
ジャンル : ブログ

M田くんの自てん車GET作戦

私が小学5年生の時、家から少し離れた地区に住んでいた
1学年下のM田くん(仮名)は、以前から欲しがっていた
自転車を買ってもらった。

その頃流行りの自転車といえば、セミドロップハンドルで
フラッシャーがついたりしたカッチョEものだった。
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ところが、おとうさんはM田くんの希望を聞かず、自分で
勝手に選んで買ってきた。




M田くんの自転車は、
ホレッ、こ~んなやつ。
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幼児車をそのまま大きくしただけのような、
4年生が乗るには情けないものだった。

M田くんは目に一杯涙を溜め、顔を真赤にして抗議をしたが、
おとうさんは聞き入れなかった。セミドロップの自転車は、
危険で不良が乗るものだと思っていたらしい。

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仕方がないので、M田くんは4年生なのに、大きい幼児車に
乗る事になった。こんな自転車に愛着が湧くはずもなく、
いつも乱暴に扱っていた。

降りる時は、わざと倒して、倒した自転車を踏んでいた。

鉄棒の下を走り、自分は鉄棒に飛び移って自転車だけ
そのまま走らせ、フェンスに激突させていた。

「せっかく買うてもろうたとやけん、大事にせんばねー」
と言っても、聞かなかった。

しかし、それがM田くんの計画通りの行動であった事が、
あとで判明する。

おとうさんに「これが古うなって壊れたら次はセミドロップ
の自転車ば買うてやる」‥と言われたらしい。
「壊れたら」しか聞こえなかったとみえ、壊せば新しいのを
買ってもらえると信じていたようだ。

しかし、こんな不憫な自転車もなかろう。買って何ヶ月も
しない内に、大きい幼児車はボコボコになっていた。

しまいには、自転車で階段を下りはじめた。
「危なかけんやめんね」とみんな言ったが、M田くんの目は
完全にすわっていた。もう少しじゃ~と言わんばかりだった。

家の辺りから、バス道路を300mほど登ったところに、
谷間へと下りる長い階段があった。50段以上はあったと
記憶している。

ある日、救急車がサイレンを鳴らし、そっちの方へ向かって
走っていった。
何事かと思っていたら、後になって、M田くんが自転車で
階段から落ちたが怪我は大した事ないという話を聞いた。

落ちたんじゃなく、下りたんだと確信した。

大きい幼児車は折れ曲がり、修復は不可能だった。

M田くんのおとうさんは激怒し、「お前のごたる馬鹿は
危なかけん、もう自転車は乗しぇーん!」と言った。


それから、M田くんは中学になるまで、本当に自転車を
買ってもらえず、家の横にある空き地でひとりで野球を
して遊んでいた。

ボールを高く投げ、バットを拾って高く打ち、守った。
「打ちました!ホームラン!」M田くんの実況の声が、
青空に虚しく響いた。


テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

おみやげをもらった

台湾に行った人からお土産をもらった。もみあげでなくてよかった。
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わーい!
喜びの舞い

なんだろう ワクワク!
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台湾のお菓子!
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ぢてんしや!うれぴー!
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ちょっとサイズが小さいみたいだけど、帰りにさっそく乗ってみます。

そして、高級ホテルの高級綿棒!
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ヤッタ~!これは手にはいらないぞ。思う存分、耳をかっぽじらせてもらおう。


台湾には「ばねいねい」という果物があるそうだ。黄色くて美味いが、
その皮には殺傷力があり、道路に捨てると大変危険らしい。
尾てい骨が折れて、尻も割れるという事だ。


綿のかっぽう着さん

いろいろありがとう

よろしくね

またね

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古いスナップ写真

町かどを何気なく写した古いスナップ写真。
今はもうすっかり景色が変わってしまっている。
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当時を知らない人は、へえ、こげんやったとねと驚く。

当時を知っている人は、そうそう、懐かしかね~と、
昔のことを思いだす。

ここの店のおじさんはよか人やったとか、この裏通り
には誰だれが住んどったとか次々と話が出てくる。

一瞬で何十年も昔に戻れる。
タイムマシンのようだと思う。

ありふれたスナップ写真は、へたっぴーな「作品」とは
比べ物にならないほどの価値がある。

私は片付け中のアルバムにスナップ写真を残し、
意味不明な「作品」を束ねて、ゴミ箱に入れた。

セミドロップハンドル検証実験

昭和の子供用スポーツ系自転車は、セミドロップハンドルだった。
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私も中学生まではセミドロップハンドルの自転車に乗っていた。
それで山を越え川を渡り谷へ落ち、結構な距離を走っていた。

最近の自転車は、ロードバイク以外だとフラットバー系が主流で
セミドロップハンドルというものは、ほぼ無くなっている。
大手メーカーでは皆無だろう。

子供の頃、セミドロップとドロップしか乗ってなかったので、
いい大人になって、初めてフラットバーの自転車に乗った時は、
ペダルを漕ぐたびハンドルも左右に動き、よれよれして周囲の
ドライバーを恐怖のどん底に陥れた。エンドバーが無ければ
坂道を真っ直ぐ登れなかった。

ペダルを踏み込む時に、ハンドルを引いて踏ん張る乗り方が
身についていたせいだろう。フラットバーハンドルの片側を
上に引いたつもりでも、実際は手前に動くので、前輪の向きも
変わりやすい。ハンドルの幅が広い事も関係している。
ドロップやセミドロップはそうなりにくい。
まあ、慣れれば問題はない。力が入れにくくはあるが。

フラットバーのどこがいいのだろうかと思って調べたら、
フラットバーを使うマウンテンバイクは元々アメリカで山を
下って遊ぶための自転車だったらしい。それなら解る。
モーターバイクと同様、軽く前に押していれば安定する。

ところで、セミドロップは実際よかったのだろうかと考える。
前傾姿勢になるが握るところは一ヶ所しかなく、長く走る
には適さないと思うのだがどうなのだろう。
子供は体が柔軟なので何でも適応出来たのかもしれない。

これはひとつ確かめなくてはなるまいと思い、ヤフオクで
当時ものを探した。鉄製のものはあったがかなり重いはずだ。
いろいろ見ていたら、日東から復刻版らしいのが出ていた。
自転車ブームで、この際と思って出してきたのだろうか?

早速注文して取りつける。
今回の実験車両は、古いMTBもどき車だ。
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意外とカッチョいいかもしれないし全然だめかもしれない。う~ん


乗ってみると、たまたまステムの長さが丁度よかった事もあり
ものすごく走りやすい。登り坂でとても力が入れやすくなった。
前傾姿勢になるのだが、手の位置が体に近いため、腕を伸ばして
いれば意外と姿勢は楽で、腕を曲げると低い姿勢になり、その
加減で体重がうまく分散される気がする。
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前後のバランスもよくなった。これは自動車と一緒で、乗り味、
コーナリング時の動きの気持よさとかに関係してくる。と思う。
私は。

あと、路面のギャップを越えたり歩道に乗る時に前輪を浮かすの
だが、ハンドルの位置が変わって簡単に上がるようになった。

しかし、やはり良い事ばかりではない。スピードを出すとどうも
怖い。手の位置が近いので、急ブレーキをかけたら踏ん張り
きれず、人間だけ前に飛んで行きそうな気がする。
それと、やはり長距離を走るのにワンポジションだけというのは
おっさん的につらい。
ここはやはり例のものを。

とまり木サブハンドル。
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余ったブルホーンをポジションチェンジャーを介して取り付け。
スピード調節のため、リヤだけ補助ブレーキを追加した。

ウリャウリャウリャ~~~と走って、とまり木でのんびり流す。
うーん極楽。

隣り町まで買い物に行く事を想定して、パニヤバッグをつけた。
こうなると、ツーリング車として使えるかを試してみたくなる。
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タイヤはパナレーサーのパセラブラックス26×1.75を使っていた。
元々ついていたゴツゴツブロックタイヤとはまったく違って、
転がりも乗り心地もよかったが、何せ重いのは重い。
今回、この実験のためだけにパセラLX 26×1.5を注文した。
サイドが薄い分軽く出来ており、一気に700g程軽量化できた。
このタイヤはアラヤ工業のランドナーRUNにも使われている。
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所詮MTBもどきじゃんと見くびってはいけない。安物と言えども
現在の中国製激安車とは違う。溶接もきれいだし、本当にボロい
ゴミ部品は使っていない。ハブをグリスアップして再調整したら、
車輪は1分以上回り続ける。チェーンは伸びたので換えたが、
今まで故障した事は無い。

☆では、実際の走行で検証する。

・喜々津で靴を買ったついでに東長崎方面へ向かい、戸石から結の浜へ。
峠を越えて飯盛へ下りまた登って小ヶ倉ダム経由で諫早へ戻った。
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まず出来るだけ下側のセミドロップ部だけ使ってみる。長距離
では無かったので思いのほか走れた。意識しないでいると、
いつの間にか上側のブルホーン部を持っている。


・仲間との島原南目方面へのサイコロリングに出動した。平地中心
だったが快適そのもの。ゆっくり走る事が多ければ上を多用して、
急ぐ時だけ下を使ってもよい。
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・借りていた畑で芋を掘ったあと、長田から多良岳横断道へ登り、
大村の国立病院の方へ下りて鈴田峠を通って一周した。CIMG1578A.jpg
長田の登りでは下のセミドロップ部を多用。息があがると上を
持って呼吸を整えた。
パニヤバックには芋を入れたままなので重かった。


結論としては、セミドロップでもブルホーン等と組み合わせれば
ツーリング車として快適に使える事が判った。
ただ、手が無意識にドロップハンドルのブラケットポジションを
探そうとする。ブルホーンの先端にハンドレストを付けてみたが
どうもちょっと違う。軽くてマルチなハンドルを作るのは難しい。

フロントサスペンションが重いのでリジットに換えて見たかったが、
費用対効果を考えると何もメリットが無いのでやめた。
自転車もたくさんは要らない。メンテが出来ないし置き場所もない。
MTBもどき号は実験する事がなくなったらお役御免にする予定。

この後、ディズナが面白いハンドルを発売した。このメーカーは
チャレンジャーなので好きだ。

バンディーハンドル  もちろんパンティーではない。
ドロップの落差が少なく、両端がランドナーバーのように広がっている。
今回思い付きで作ったハンドルにちょっと近いものだった。
早速、改造クロスバイクに使用した。採点すると73点くらい。
なかなか良いが、長すぎるので先端を20mm切った。
下ハンもこれなら結構使う。
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ツーリングはドロップハンドルでなければ駄目という事はないが、
今の所、ドロップハンドルより適したものが見当たらない。
格好を気にしなければ案はあるのだが、見た目の良さも必要だ。

カッチョよくて軽くて快適なツーリング用ハンドルがいつか
出来るだろうか。

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テーマ : 自転車
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古今馬鹿集

以前、Excelで、半自動で和歌を読むプログラムを戯れに作った。

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5・7・5・7・7 それぞれ順に詠み、面白ければ確定する。

最初に ん が来ないようにしたり、語尾が接続詞になりやすいように補正した。

出来た作品は、訳と解説をつけて鑑賞する。


・こうるうめ あめまやえもた こまよたけ せみひとりいせ ねたくせはひね

現代語訳:
ああ、愛しいウメ!アメマと衛茂太は駒夜茸を食べ、蝉は一人で伊勢参りに
出かけてしまった。ハイネは寝てしまったくせに...

解説:
防人の歌と思われる。遥か遠い故郷で待つ妻を想う作者の心情が非常に良く
表れており秀逸である。


・すしかまろ くまやめかゆき むほりたる いもふりるぬし なをすれるえそ

現代語訳:
シボレーカマロに乗って寿司を食うと熊や目が痒くなったので葬り去ってしまった。
芋を振っているあなたは、なおも傷口が擦れて壊疽(えそ)になってしまう。

解説:
当時は医学と云っても乏しい薬草の知識程度で、まだICUやMRI等は無かったと
考えられている。


・ほしゆみん かへりりひこま あまをしそ しなきれうしも けおふるわおせ

現代語訳:
星由美子は、夫の彦馬の帰りを待ちながら、海女をして暮らしている。
品切れ牛も毛を震わせて淋しそうだ。

解説:
防人の妻を詠んだ歌である。恋しい者を想う心はいつの世も変わらぬものであり、
我々の心に訴えかけるものがある。※品切れ牛はカナダ産の肉牛。


・うふふさほ めをまはしるり あたりるり てそとのみそは せんにゆきてり

現代語訳:
新妻の沙穂はふざけて、「うふふ、私をつかまえてごらんなさい!」と言って部屋の中を
逃げ回っていたが、柱に激突して目を回してしまった。手に持っていた味噌は外に飛んで、
どこか先のほうへ行ってしまった。

解説:
新婚家庭の日常がほのぼのと表現されていて微笑ましい作品である。
手に味噌を持っているので、洗濯の最中だったのであろう。


・ゆるみみこ りんかめほそい ちとえほほ ぬらせれたもは とこはちとねこ

現代語訳:
ゆるみっぱなしの巫女に亀が細いと笑われて、少し頬をぬらしているのは、床八と猫である。
(かわいそうだなあ。)

解説:
※りん(淋)は、亀に掛かる枕詞。
男の哀愁を的確に表現した佳作である。


‥こういったものを人に見せると、いろんな反応が返ってくる。

①意味がまったく解らずきょとんとする人。
 真顔でこれはどういう意味ですか?等と聞かれると、自分の生き方
 そのものを否定されたような気がして逃げ出したくなってしまう。

②面白いと喜ぶ人。

③自分でも作品を作り、解説までして見せる人。

若い人で、③が出来る人は少なくなったのではないだろうか。

国際バカ連盟アジア極東支部JAPAN西九州Aブロックがんばらんば
長崎出張所諫早地区集会所所長代理の私としては、後継者の育成が
一番の気がかりだ。今、まだ未知数ではあるが光るものを持つ選手が
ひとり居る。これから鍛えれば、2020年の東京バカリンピックに間にあう
かもしれない。










ミニキャブ2号発射

ミニキャブ1号出撃 からの続き

ミニキャブ1号は楽しいクルマだが、絶対的にパワーが無く
快適に遠出をすることが出来ない。

エンジンヘッドにエスパーシールを貼ってみたが駄目だった。
車体にマジックでTURBOと書いてみたが無駄だった。

今後、4WD生活をヱンジヨイする為には、
2号機の導入しか手は無かった。

三菱ミニキャブ エステート スーパーチャージャー4WD 5速MT
当時のキャッチコピーは、カプセルロケット!
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カタログは大事にしないほう。ボロボロ。
 
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もちろん中古狙い。
中古車販売店で探してもらい見に行った。登坂能力を試したいと
言ったらどうぞと言うので、調子に乗って近くの山に登った。
発進からスーチャーパージャーが効いて、グイグイ登る。
エンジンは3気筒になり静かでスムースだ。1号とは全くの別物。
もう買おうと決めた。

山で野いちごを採って戻り、車屋の事務員のお姉さんにあげた。
食べたことないと喜んでいたが、後で捨てられたかもしれない。

ミニキャブ1号は友人に譲った。ドナドナを唱って送り出した。
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当時、金は無いのに普通車もまだ持っていた。初めて乗ったオートマ車で
オートクルーズとかもついて豪華装備だったが、クルマとしての楽しさが
まったく感じられず、ミニキャブ1号を買ってからは、遠出以外では
あまり乗らなくなっていた。今回ミニキャブ2号を導入したことによって、
完全に存在意義を失ってしまった。

普通車を買った店に行き、もう乗らんから処分したいと相談したら、
まだ価値がありますよと言って、意外に高く引き取ってくれた。
元々人気車ではあったが、ひと月もしない内に町を走っていた。
この時代は車屋さんも儲かっていたのだろうか。

パートタイム4WDは進化して、4駆→2駆への切換え時も、
バックする必要が無くなり快適だ。
すぐにブロックタイヤを注文し、本格4WD仕様にする。
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長崎バイパスの登りで、追い越し車線を走る事が可能になった。

雪の日の朝、会社の途中にある急坂の下でみんな立ち往生して
いる中を、ピクリと滑る事もなく登り切った。私は王だった。

長崎近辺の山や海、いろんな所へ出かけた。
生月で牛を見て、島原で牛を見て、佐賀で牛を見た。
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もちろん雪山へも行った。
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ナビが出始めの頃で、まだカロッツェリアとアルパインの数機種
しか無かった。金に少し余裕ができたので、展示品が安くで出て
いたのを買った。モニター用に安い7インチのテレビを買った。
カラー画面は、鯖の背中のようなギラギラした色だった。
ヤザキのイレクターでラックを作り搭載した。すべて手作りだ。
当時ナビをつけているクルマ自体が少ない頃だったので、見た
人達は、ほぇ~と言って拝んだ。私は神だった。

MINICAB2-04A.jpg

2号では1号以上に楽しく過ごす事ができたが、三菱は4WD
ブームでノリにのった頃だったので、パジェロミニで大ヒット
を飛ばした後、自分の理想にかなり近いコンパクトな4WDを
出してきた。

パジェロJr(ジュニア) 1100ccの新開発エンジン
初代パジェロミニにオーバーフェンダーと太いタイヤがついた
小型4WD。
PajeroJr.jpg

親パジェロと同様、走行中フルタイム・パートタイム2駆4駆の切換えが
出来た。長崎の山は大きなクルマでは走りにくいが、これはちょうどいい。
本格的なクロカンである上、これならどんな場に使っても見すぼらしく無い。

欲しければいろいろ言い訳を考えて正当化して買ってしまう。

ミニキャブ2号は下取りに出した。ドナドナを唄ったら三菱の販売店の
お姉さんが大笑いしていた。

パジェロJrが来て、さっそく山へ行った。
新車なので勿体なくて、荒れ地にも茂みにも入れなかった。
うわ失敗した! と思った。私は大馬鹿野郎だった。



それからまた長い時間が経ち、次に乗るクルマを検討していた。
改めてミニキャブの楽しさを思い出していた。
コンパクトでどこでも入っていける機動性。でも室内はゆっくり寝れる広さ。
キャブオーバーの運転しやすさ。スライドドアの使い勝手。
もちろん、生活四駆ではない本格的な四駆性能。
あんな面白いクルマはもうどこも作っていなかった。

ネットの中古車情報で、ミニキャブを検索した。

minicab3goo.jpg
そこには、ミニキャブ3号がいた。

つづく

テーマ : 車関係なんでも
ジャンル : 車・バイク

年とってなんぼ

以前自分がやった仕事とか何とかを見ると、よくこんな事が出来た
よなーと感心する事がある。今はもう無理無理出来ませんよと思う。

50にもなると、ホントに物覚えも悪くなる。ちょっと前は人のことを、
このおっさん、もう少ししっかりしてくれよと思ったりしていたが、
どうやら今度は、自分がそう思われる番らしい。
先輩達の気持ちが今やっと解る。

しかし、この歳まで経験してきたからこそ、若い衆に伝えられる事も
きっとあるだろう。仕事は積み重ねたノウハウと状況判断力。
どう話せば解ってくれるか。どうすれば身につくか。
何のために頑張って仕事するのか。

今の自分の役割を間違えないようにすることが大事なのかなと思う。

なんか今回はまともな事を言ったような気がする。


お詫びに、私が勉強一筋だった高校生の頃に作った替え歌を
紹介します。

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長崎チャンピオン (原曲:チャンピオン by アリス)

漏らしかけた 熱いものを 必死でこらえ 君は出てゆく
わずかに震える 安いズボンに君の つらい下痢の 悲しみを見た

便所に向かう 長い廊下で 何故だか急に 君は立ち止まり
振り向きざまに 君はニヤケたツラで 淋しそうに 笑った

やがてズボンの 裾から何か 臭いものが 流れ出してきた
(You're bonzu bonzu)
耐え切れず 君はついに漏らした 風呂に入りもう一度 出直して来い

2番省略
 
こんなアホな事はなぜよく覚えているのだろう。

テーマ : 日々の出来事
ジャンル : ブログ

五家原マウンテンアタック!

五家原(ごかはら)岳 標高1057m (諫早側より見る) 
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山頂付近には多数のテレビ塔や無線局がある。展望台のある山頂まで自動車
で登る事が出来るが、道が狭く曲がりくねった上、傾斜もきつい。
最近のロードバイクブーム以前は、自転車で登る人を見かける事は稀だった。
これは、その頃のこと。


21世紀も間近の2000年。仕事で人が撮った写真に、見知らぬ男が写っている。
「誰やこの肥えたおっさんは‥」よく見たら自分だった。

これはイカァーンと思い、次の日から減量すべく、ウォーキングを開始。
夜、仕事が終わってから諫早の陸上競技場へ通った。

インラインスケートも買った。よろけて足だけ前に進み、尻から落下した。
本当に目から☆が出るんだと解った。
尾てい骨が折れたかと思った。
尻がふたつに割れたかと思った。

足が慣れてきたのでウォーキングからジョギングに切り替える。しばらく
続けたが夜だけ。休日の昼に出来る、人に笑われない運動はないだろうか?

そうだ山に登ろう。自転車で。
DSCF0004a.jpg

10代の頃に原付免許を取って以来、もう長い間自転車には乗ってなかった。
近所の自転車屋にはママチャリしか置いてない。山に登れそうなのはどこ
で買えるだろう。ホームセンターナフコしか思い浮かばなかった。マウン
テンバイク(の形をした自転車)を購入。たしか31,800円くらいだった。


よく晴れた冬の日曜日。第一回目の山登り大会をひとりぼっちで開催した。
【五家原マウンテンアタック】なんかカッチョいいのでそう名づけた。

五家原岳へは四駆(軽・中古)で何度も行っているので、道は知っている。
本野からのコースを選択。距離はあるが、気持ちのいい道だ。
本野交差点から真っ直ぐ山に向かい、二股の交差点を右折。農道の橋を渡らず
湯野尾方面へ直進。緩やかに続く谷の奥から一気に登る感じになる。車木
の石橋を渡って、まず最初の登り坂を‥

登れなかった。
ハァハァ言ってよろけて降りた。こりゃ無理だと思ったが、絶対登ると決めて
いたので、とりあえず押して登った。傾斜が緩やかになったら乗り、21段ギヤ
の使い方を研究した。枝道を登りつめると川頭に出る。木漏れ日が心地よい
森の中の道だ。
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ここから片木(へぎ)方面へ向かう。片木を過ぎると少年自然の家の下方に
出るのだが、タフでワイルドな軽四駆乗りは集落手前からの急坂の林道を選ぶ。

急坂を、がんばって自転車を押す。途中、沢があり降りて水を飲む。冬なの
で水は冷たかったが、火照った体に染み込んだ。真っ直ぐな坂を、道路いっ
ぱい使ってジグザグに登る。どうせクルマは来ない。貸し切りだ。サドルを高
くすれば楽になる事を思い出して上げる。段々乗り方を思い出してくる。
やがて多良岳横断道に出た。

ここから上も急な坂が続く。しかも狭い。もう乗って走れるところがほとんど
無い気がする。それでも少し傾斜が緩くなると乗る。

山頂付近のテレビ塔が見えてくる。
仏の辻という所から、徒歩の登山道に入る。どうせ押して行くのなら未舗装路
を行こう。しかし、道が狭く茂みに自転車が引っ掛かってしまうためあっさり
断念し車道に戻る。あともう少し。
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クルマで登ればあっという間だ。でも面白さは無い。自転車でハアハア言いなが
ら行くのは、大変だが楽しい。自転車しか選択肢が無い時は、自転車もただの移
動手段だが、バイクに乗ってクルマに乗った上でこそ、自転車の良さに改めて気
づくのだ。

自転車でしか行けない所。観念的だが、確かにあると思う。

DSCF0010.jpg


山頂へ到着。結局8割は押しただろうか。
展望台から四方を見渡す。大村湾が陽に映えてきらめいている。山々の連なりが、
視界の限り続いている。諫早湾の閉め切り堤防の内側は澱んで見える。
休憩していたら汗が冷えて寒くなってきた。脱いでいた上着をすべて着る。
CIMG1421A.jpg

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下りにかかる。まだ日は傾く前だが、寒い。手が冷たい。出かける時は
ポカポカの冬晴れだったので軍手しか持ってきていなかった。ブレーキ
レバーを握る指が凍りつく。ただでさえ効きの悪いカンチブレーキなのに
力が入らない。どうしよう。靴下を手に履こうかと思ったが、足が冷たく
なる上、手が臭くなるのでやめておいた。
結局、タオルを軍手の上から巻きつけ、すき間に枯れ葉を詰め込んで
何とか山を下りた。
冬山を見くびってはいけない。と言うか、手袋くらい持って来い。


その後もしばらく山に通い、行くたびに楽に登れるようになっていった。
体重も15キロくらい減って身軽になった。一時的に。

やがてナフコ号は部屋の壁の飾りとなり、長い眠りにつく。
何か別の事に興味が移ったのだ。

アタックの最期くらいでは、横断道までノンストップで登ると決めて
成功もしたが、それほど嬉しくも楽しくもなかった。

大抵のことは、頑張ればそのうち出来ると経験で知っていた。

花を見て、小鳥の声を聴いて、小便して、景色を眺めて、寝転んで‥
マイペースで登るのが、やはり自分には合っているようだ。

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それにしても、よくこんなゴツゴツのブロックタイヤで登っていたものだ。感心する。
わしもまだ若かったんじゃのう‥

テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

島原北目散歩RUN

2013年9月16日 祝日 天気は快晴。
しかし台風の影響で一日中6mの北風。
こんな日に自転車で車道を走ると風でよろけてトラックに
はね飛ばされ、田んぼに頭から突っ込むかもしれない。

しかし晴れているのにもったいない。先週も先々週も遠出が
出来なかったので、いつものどげんかなっさ~攻撃で出かける
ことにした。
  注:どげんかなっさ~は、標準語で、なんくるないさ~の意。
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目的地は島原半島の北目辺り。はっきりしたプランは無い。
走るのが目的の時は、通過地点の予定時刻表を書いたりも
するが、散歩にそんなものは要らない。それと今回は古い
ものの調査も兼ねて行く。

走れなくなったり疲れたら島鉄で輪行して帰ってこれるよう、
クロスバイクを輪行ツーリング仕様にした自転車で行く。

出発はぐずぐずしていて10時半頃。
東へ向かうのでそれほど向かい風ではないが、風に煽られる
ので途中から自転車通行可の歩道に上がる。

小野からは干拓地を走る。
遠回りだがクルマは少ない。はるかに気は楽だ。
稲穂が風に吹かれて揺れている。ざざざと音をたてている。

正面は雲仙
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干拓地のあぜ道は、ひとつ間違うとイヤと言うほど遠回りに
なったり、端まで行って行き止まりになったり、急に舗装が
されていなかったりするので、よく知らないと巨大迷路で
迷ったような状態になる。今の時期は稲で道が見えないので
先の様子が特にわかりにくい。

島鉄が通る。2両の時もあるらしいが、最近は見た事がない。
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森山から吾妻方面へ近道の、愛野町を通らない新しい道路。
だいぶ工事が進んでいる。
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実はこれに近いルートで、古くから近道が存在する。
しかし、道が狭い上こんな感じ。ほぼ地元の人専用。
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新しい道路の橋はほとんど出来ているようだ。
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古い近道の方の橋を渡ったら、堤防を回る。ここもひび割れたり
真ん中に草が生えてひどい道。細いタイヤは気を使う。きょうの
自転車は元々700Cで32mmのタイヤだったが、細めの25mm幅
のものに替えている。細くなると同時に外径も小さめになる。
700Cで32mmは外径が大き過ぎて、どうも扱いにくい。

堤防の道は元々遊歩道で、クルマは入ってこられない。
途中に木のベンチがあるのだが、風化していて座ったら
そのまま抜け落ちそうに見えた。

吾妻町の田んぼ道や裏道を縫って走る。古いものや変わった
ものを見つけたら停まってよく見る。

島原鉄道は海岸の駅が多い。多良岳をバックに有明海が
拡がる。きょうは波も高く灰色の海。空だけが鮮やかな青。
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国道へ出て、神代からまた山側に入り、裏道を探す。

集落を適当にまわりながら先へ進む。程よいアップダウンの
繰り返し。

お地蔵さまも熱中症対策
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15時になったら戻ろうと思ったが、いろいろ見ている内、
ついでに最近教えてもらった有明のトロロと五月みどりと
姪の家に行こうと思いつく。
しかし、一度地図を見たきりで細かい場所は全然判らない。
なんとか学園となんとか寺の上の方。それだけの情報。

大体のところで見当をつけて谷を越え丘を登る。
地元の子供に聞くと、まだ先の方らしい。

地図も持ってきていない。スマホもナビももちろん無い。
上の方に行けば見えるんじゃないかと思い坂を登る。
まったく判らない。そのうち上の農道まで行ってしまう。
いたずらに登り下りしても時間と体力を消耗するばかり
なので一旦下まで下る事にした。

ここはどこだろうか?バス停がある。
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神社前‥ 島鉄バスは、このように一見投げやりな停留所名が多い。

同じ場所で、足元を見ると‥  寺前橋
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確かに寺も神社も間違いなくあった。

国道に出て進む。
程なく、ナントカ学園の入り口を発見。せまい道を登っていく。
開けた畑の奥にそれらしい所があった。
しかし、何か様子がおかしい。
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どうやら著作権で揉めたらしい。
有名になるといろいろ大変なようだ。
バス停に描いてあったはずのキャラクターのイラストも
白く塗りつぶされている。
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夢だ何だと云っても、結局は商売なのだから仕方がない。
でも、ちょっとさみしい気がする。
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もう夕方なので、引き返す。あとは島鉄で帰るだけ。
諫早までは1時間だ。

大三東(おおみさき)駅まで行き、休憩していて気が変わった。
遠出も久しぶりだったので、もう少し走って戻る事にした。
大三東05A
   対岸は熊本

帰りも出来るだけ裏道を縫って行く。
国道は早く走れるがつまらない。
裏道はいろいろ見るものがあって面白い。
平地の裏道には小さな自転車屋をよく見る。もう営業していない店も
あるが、同じ町内に3件くらいかたまっている所もあった。
 
車さえいなければ、本当にまだ昭和の町のような所も多い。
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海岸に近い道では、風で波の飛沫が飛んでくる。風を除けるため
裏通りの路地を走っていても、防風林と家を越えて飛んでくる。
何でも錆びるのが早いことだろう。

吾妻町辺りで早くも日暮れ。暗くなったら田舎の狭い国道は危険だ。
干拓地も夜はますます迷う。よく見えず用水路に落ちるかもしれない。
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もう愛野も近いので輪行は却って面倒くさい。家まで走る事にした。
57号線は交通量が多いため、歩道は自転車通行可の所が多い。
夜に疲れて帰る時は助かる。

結局帰り着いた時はすっかり暮れて星が出ていた。
メーターを見たら99キロも走っていた。だいぶ寄り道はしたのだが、
思った以上だった。きょうは散歩も調査も運動も充分に出来た。

チメタ~イ チメタ~イ発泡酒が、体中にみるみる染み込んでいった。











テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

ミニキャブ1号出撃

まだ若いと言える頃に買った、初めての四駆。
三菱ミニキャブ ハイルーフ
四駆の楽しさを教えてくれた、記念すべき車。
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ある日小さな自動車販売店にその車はあった。売り物かと聞くと、
下取りしたばかりだという。型は古いがしけには強く、問題無く
走るそうだ。

いくらで売るかと聞くと、車検込みで十万ポッキリで乙軽との事。
十回ローンで契約した。
当時、仕事は少なく、明日の事は判らない毎日だった。

550cc 2気筒エンジン
パートタイム式4WD 2駆→4駆の切換えはレバーのみだが、
4駆→2駆は数mバックする必要があった。でも当時のジムニー
等は、雨の中でも車から降りて、ホイール中心のハブを手動で
切り替えなければならなかった。
山でジムニーがいたので意味もなく切換えをして見せた。勝った、
と思った。
しかし、ジムニー乗りはそれが楽しいらしい。

トラック等と同様、シャーシの上にボデーを載せた本格的な四駆
だった。ホイールベースが短く、どんな畦道でも乗り越えた。
田んぼに落ちても脱出可能だった。街なかでは、歩道の段差に
真っ直ぐ進んでいって、そのまま登れた。

リアサスペンションは板バネ、フロントはダブルウィッシュボーン
という冗談のような構成。
直線はエアサスのように乗り心地が良いのだが、連続カーブでは、
前は横揺れ、後は縦揺れ、これな~に状態で、気持ち悪くなった。

エアコンでなく、クーラーが助手席の足元に付いていた。
湿気の多い日は、車の中に霧が立ちこめた。足の長い人は助手席に
乗れなかった。

馬力は無く、長崎バイパスの登りではすべてのクルマに抜かれた。
でも、山で遊ぶのには充分で最高に面白かった。灌木の茂みの中から
グバぁ!と現れると、パジェロで遊びに来ていた人達が驚いていた。
勝った、と思った。

天井に大きなオーバーヘッドコンソールが着いていて、改造して
飛行機のようにスイッチやランプをいっぱい取り付けた。動かす
ものは特に無く、ただ付いているだけだった。

カセットコンロや七輪を積んで、カップラーメンを食べたり、
インスタントコーヒーを飲んだりした。予算はなかった。

休日に雪が降ると必ず山へ行った。長崎の狭い林道は軽自動車の
サイズがちょうど良かった。雪うさぎにも遭った。

使われていない旧道に入ると、道が壊れて通れないほどの段差に
なっていた。石を積んで道を作って先に進んだ。

深い轍で車体が傾き、横転するんじゃないかとドキドキした。
隣に乗っていた友達は、「やめろぅ~ やめろぅ~」と言って
喜んでいた。瞳孔が開いていた。

MINICAB1_03TA.jpg
 
金は無かったが、十万円では安すぎるほど楽しめた。

その内景気も少しはよくなり、次なるステップが待っていた。

つづく




テーマ : 車関係なんでも
ジャンル : 車・バイク

自転車とは。

あなたにとって自転車とは何ですか?

インタビューの最後にこう聞かれた時、かっちょよく
答えられるようにあらかじめ考えておく。
妄想は自由だ。そして無料だ。

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 雨上がりの小野干拓地

まず一言で言えば、「便利な道具」だろう。
具体的にするため、実際の用途と効果をテキトーに
書き出してみる。

・散歩の行動範囲を大幅に広げられる道具。
・買い物や調べ物に気軽に跨って行ける道具。
・ガソリン代を節約するための道具。
・運動不足を解消するための道具。
・日常を離れ、気持ちのよい時間を過ごすための道具。

ウエイトが高い項目はどれだろうか。
使用時間や頻度よりも気分的な所を重視したい。
自分に何を与えてくれるか。

「日常を離れ」、というのがキーワードかもしれない。
よほど仕事が嫌なのだろう。
非日常。ランナウェイ。自由。ロックンロール。

よし、ワッケンロー!と答える事にしよう。

変な年寄りがまた増えてゆく。

テーマ : 日々の出来事
ジャンル : ブログ

WANTED 訪ね場所

これは、たぶん20年近く前に撮ったのではなかったろうかと云う写真。
14A.jpg

当時は古いものにはさほど興味はなく、風景に感じるものがあって
シャッターを押したのだろうと思う。
この小さな神社に参詣した記憶はまったく無い。

写真自体はへたっぴーで色も汚いのだが、眺めていると気持ちが
落ち着いてポワワワ~ンとアルファル波が出そうで好きな風景だ。
きれいな写真を撮りなおしてパチョコンの壁紙にしたい。
ところがこの場所が何処なのか、今となってはまるで判らない。
フィルムにはこの日撮っただろうと思われる3枚の写真があった。
1枚目は高来方面の田んなかから、雲仙を望む写真。
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2枚目は、干拓地ではなかろうかと思われる堤防の写真。
13A.jpg

そして、問題の田んなかの神社の写真。

諫早近辺であることは間違いないと思うが、旧干拓地も森山の干拓地も
こんな何もないダダっ広い所は無い。高来方面も結構うろんころんして
探したが見つからなかった。

手がかりとしては、写真を拡大すると、2枚目の写真の奥にある堤防の
縦縞と同じような模様が遠くに見える事。やはり干拓地なのだろうか。
写真を持って尋ねてまわろうかと思うのだが、すぐ忘れてしまう。
ここに書くと見返すので忘れずに済みそうだ。

もしかしたら、開発か何かで今はもう無いのかも知れない。

テーマ : 写真ブログ
ジャンル : ブログ

一眼デジカメを買うまでの話

写真の趣味については、早い段階で自ら才能が無い事に
気付き、あまり無駄な金をつぎ込まずに済んだ。
まだフィルムカメラの時代だった。

PENTAX Z-1
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↑もうとっくに捨てたと思っていたが、まてよと思い、たった今、現物を発掘。
 壊れて飛び出しているバネをセロテープで止めている。貧乏症なので困る。


1995年
デジカメが販売され始める。
初期のデジカメの画質は劣悪で、おもちゃというより、
価格的には詐欺レベルだと思った。
見せびらかされても、この人は可哀想な人だと思った。
CASIO製品は好きだったが、もう買わないと誓った。
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1998年
そのうち画質もまともになり、FUJI FinePix 500を購入。
150万画素。保存はスマートメディアで、2Mが付いていた。
初めてのデジカメだったので、その日はもちろん抱いて寝た。
コンパクトカメラなのに単三電池が4本も必要だった。
重くてデカくて胸ポケットに入れるのは不可能だった。
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2005年
FinePixもすでに時代遅れだったので新しいのを物色。
型遅れを狙って電器店に行ったが、すごく薄くて軽くて
良いのがあった。新型で高かったが、思い切って買った。
その日の晩ご飯から肉が出なくなったが、買ってよかった。
EXILM EX-S500。さすが世界のCASIOだ!素晴らしい。
500万画素で32MのSDカードがおまけで付いていた。
SDカードも買えば5千円くらいした。
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人に見せたら、だいたい「薄さー!良さー!(薄いなー、いいなー)」と
言い、「良かろーがー くれーん (いいだろう あげなーい)」と答えた。



そして2009年の夏
それは衝撃のNEWSだった。PENTAXの一眼デジカメk-m が、
標準・望遠レンズセットで5万円ちょい。
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「ワォーン!これならボクにも買えるワン!」‥そう思った。
それまで一眼デジカメは10万くらいするものだったので
一生買う事はないとあきらめていたが、やはり欲しかったのだ。
早速買おうと思ったが、別のものを買った所だったので
じぇじぇこが全く足りなかった。非常に困った。
この現状を打開する方法は無いものか。

「おこぢゅかいチョ~ダ~イ」
嫁さんに甘えてみたが、完全に無視だった。

フィルムカメラのZ-1を売ればいくらかに‥
レンズからバネが飛び出していた。

小銭があったのを思い出した。持ちきれないほどの‥。
以前、アパートで一人暮らししていた頃、財布が重いのが
イヤで、帰ってから買い物のお釣りをクッキー缶とかに
投げ込むのが習慣になっていた。小銭がない時はそこから
使うのだが、入れる方が遥かに多く、何箱にもなっていた。
引っ越してからも、しまったまま忘れていた。

早速、物置きから引っぱり出して来る。
汚いのでザルに入れて洗剤と靴ブラシで洗う。
梅干しの種や乾燥カメムシなど、小銭以外のものが多数
混じっていた。

CIMG1089A.jpg

郵便局に行けば自動硬貨選別機があるので分ける
必要は無いことに、途中で気づいた。

何とか担いで郵便局に行き、預金だと言って置いた。
前例が、時間がどうのと嫌味な事を言うので、私は
全く急ぎませんからと言ったら、やっと仕事を始めた。
28,764円あった。

その夜、ネット通販でカメラを注文し、程なく届いた。
休日、ニコニコして首に下げ、散歩に出かけた。
「さあ、作品を撮らんばー」

写真の才能が無いことは、すっかり忘れていた。

 

テーマ : 日々の出来事
ジャンル : ブログ

国道沿い最后の田んぼ

諫早市貝津町 長崎県農林技術開発センター

名称がいつの間にか変わっているが、農林試験場と呼ばれている。
敷地内に長崎県立農業大学校がある。
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町なかなのに、稲作の様子を眺める事が出来るので時々寄る。
川が流れ、燕やカワセミもいる。自然が残るいい散歩コースだ。
昔はそこらじゅう田畑だったのだろうが、この辺りはほとんど
無くなってしまった。
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今、ここでは新しい道路のトンネルと高架の工事が行われている。
長い間変わらない風景だったが、ここも変わってしまう。
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島原から続く新しい道路は、このトンネルから出てきて国道を
横切り、西諫早駅の脇で左折し、しばらく線路と併走して川を
越えた後、今度はJRの線路をまたぎ、貝津交差点の丘を越え、
ぐるっと回ってもう一度JRの線路を越え、高速道路に繋がる。
何でこんな訳のわからん事になるのか、さっぱりわからない。

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試験場と農業大学は、どこかへ移転する予定らしい。
そうすると、最後の田んぼも無くなってしまうのだろう。
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またひとつ楽しみが消えてゆく。









テーマ : 日々の出来事
ジャンル : ブログ

極楽ツーリングサブハンドル

アラヤフェデラルを買った当初、数十年振りのドロップハンドルでの遠出で
首がこって、頭も痛くなった。ハンドルを高くすれば楽なのだが、ドロップ
ハンドルを高くするとカッチョ悪すぎる。その内だんだん他の自転車ばかり
乗るようになった。
 
ある日、TTバーというものがある事を知った。Tバックとは違うようだ。
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腕を体の中心に寄せて前に伸ばす事で前面投影面積を小さくし、空気抵抗を減らす。


これの楽ちんバージョンがあればと思いネットで探したが、あるわけがない。
なければ作るまでよと、日曜大工魂に火がついた。

まず用途を考え、仕様をまとめる。

・高い位置に固定し、ポジションを増やすと同時に前傾姿勢を緩和させる。
・TTバックと同様、向かい風の時に抵抗を減らせるようにする。
・公道使用のため、危険でないものとする。
・メインハンドルの使用に支障が無いようにする。
・強度的に無理のない取付けにする。

いろいろ考えて試してみて、最終的にこういうものになった。
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固定金具は、ミニクリップオンバーという商品の取付け金具を流用。
U字の部分は、アルミのカマキリハンドルをイチ切ったもの。
内側のグリップ部は余っていたエンドバー。
これにバーテープを巻いた。

サブハンドルを持った状態からも素早くブレーキがかけられるように、
昔のセーフティレバー付ブレーキレバー(怪しい復刻品)から補助
ブレーキレバーにワイヤーをつないで取り回した。
前側が開いているので、補助ブレーキ部分のパイプを縦持ちすると
手首が変な角度になる。ここは使えない。逆手ではもっと使えない。

内側のグリップを握り、手前のカーブに手のひらの肉球を乗せて使う。
意外と安定する。グリップを握らず、手のひら全体を乗せているだけ
でも全然問題ない。グリップ部にブレーキを付けることも考えたのだが、
行動はしなかった。

P9180859A.jpg
フックを結束バンドで固定し、ポーチバッグを下げられるようにした。
カメラやボンタン飴、ココアシガレットなどをすぐに取り出せるので便利。
ミラーは位置が良いので後が見やすい。

これはブルホーン&ギドネットレバーバージョン。
もう下ハンいらんもんねと思って変更したが、やっぱり長距離には
ブラケットがないと安心出来ない事が判ったのでボツにした。
PB061135A.jpg

カッコはイマイチ‥
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使い勝手はなかなか良くて長距離ではとても役に立ったが、はずした。
ドロップのポジションに慣れ、あまり必要を感じなくなったからだ。
疲れた時のためだけに付けるより、車体を軽くする方を選んだ。

はずして重さを計ったら、500gもあった。カマキリハンドルのアルミ
パイプが、強度確保のためか、かなり肉厚だった。

もう少し歳をとったら、また必要になるかもしれないので、
大根やミミナバと一緒に軒下に吊るしている。







テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

三浦の山からの夕陽

仕事が早く終わり、日没まで時間があると散歩する。
最近はまた運動不足なので、山へ登る。
汗だくでとても散歩とは言えなくなる。

大村の今村町から高速道路の高架をくぐり、三浦の
仏舎利塔の道へ登る所に、ものすごい激坂がある。
普通は通らない。下りも恐ろしいし、Vブレーキは
擦り切れてリムが粉で真っ黒になってしまう。
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きょうは登ってみよう。どうせ汗だくだ。
急坂の下で呼吸を整えてスタートする。ペースを間違うと
失速する。効率を考えてリズムに乗ってペダルを踏む。
息が荒くなる。酸素が足りない。きつい。
もう止まろうと思うが、あと一歩と進む。
坂の途中で傾斜が少し緩やかになる。呼吸を整える。

上の道路まで、また急坂。ハーッ!と気合。
何とか上の道路まで登り切った。

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もう陽が沈む。
よし、あとは散歩。

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海岸の方へ細い道を下る。
途中、真っ暗な森の中を通る。おっとろしいので
オー!ブレネリなどの明るい歌を歌いながら下る。

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明日も晴れそうだ。

千々石から雲仙温泉街へ登る

2013年6月
今年の梅雨は雨が少なかった。
この日も天気がよかったので、病み上がりだったが出かけた。

諫早からとにかく東へ。
島原半島北目へ向かい、疲れた所で島鉄で輪行して帰る計画。
(輪行とは自転車を分解して袋詰めし、鉄道などで移動する事)

愛野辺りまで来たが、体の調子も悪くない。
千々石から雲仙へ、登れるだけ登ってみる事にした。
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ブログをする予定はなかったので写真は少ない。
千々石へはいつも唐比から海岸線の平道を行くのだが、今回は
愛野展望台経由。海岸線は千々石断層を間近に見れる。

遅く出たので、もう昼飯時。千々石のピープルで食いもんを買う。
店の外で焼きトウモロコシを調理している。んまそ~な匂いに
誘われてふらふら近づき、つい出来心で買ってしまった。

橘公園で昼飯を食べ、休憩して出発。とうもろこしは食べきれず
そのままハンドルにぶら下げて行く。邪魔でしょうがない。

この辺りの米は品質がよく、献上米にもなっている。
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木場から県道128号線に入る。しばらく行くと、岳地区の入口。遠くに集落が見える。
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この道は、時々視界が開ける以外は、特に面白くはない。
ただ、小浜温泉からの国道のように、大型バスやトラックの
排気ガスを吸わされる事は少ない。木陰で休んでいると、涼しい
風が吹いてきて、気持ちがいい。

道路の改修工事が行われており、新しい道はヘアピンカーブの
段差がきつい気がする。一部旧道を通れる所もあった。

中間付近に、棚田展望台という所があり、岳集落の棚田が見れる。
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集落から上方に水力発電所が3つあり、一番上にやまめの里が
ある。もう、最後にいつ行ったか憶えていない。
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後半は日陰が少なくなるが、展望が開けてくる。
谷間の奥に、富津のクリーンセンターと弁天公園あたりが見えている。
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最後のつづら折り。[あと2キロ]から降りて押したり乗ったり。
走れない事もないが、帰りの体力を残しておく必要があるので、
無理しない。
しばらく運動ができなかったので体も鈍っている。さらに体重が
増えているような気がする。自分が重い。

やっとこさん、別所ダムに到着。
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ここは鴛鴦(おしどり)の池と言う別名がある。諏訪の池とかとも
混同してしまって、どこが何だったかよく判らなくなる。

ややこしや ここやしやこの こややしや
やしやここやし ここしややしこ

雲仙地獄。
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とうもろこしも途中で喰いつくしたので腹は減ってないが、
喉がカラカラでタクラマカン砂漠レベルになっている。
ソフトクリームとかも売っているが、今は欲しくない。
欲しいのはただひとつ。ビーユである。しかし今ビーユを
飲んだら帰れなくなる。でも今はいい時代になったもので、
ノンアルコールビーユがある。殆どが飲めたものではないが
アサヒのドライゼロだけは別。これは飲める。

町外れで酒屋を見つけ、ドライゼロとローヤルの氷いちご
(袋入り)を買って飲んで喰う。
今まで飲んだドライゼロの中で、本当に一番うまかった。

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次いつ来るか判らないので、地獄に寄る。駐車場で自転車は
奥の方に停めてくださいと言われ、いくらですかと聞くと
自転車は要りませんとの事。無料!

地獄の蒸し卵を買う。小浜のはゆで卵だが、ここのは硫黄の
匂いがする蒸し卵、やはり違う。黄身はすこし半熟。

ぶらぶらしていたら、あっという間に16時半。
島原へ降りて輪行で帰ろうかと思っていたが、疲れきっては
いなかったのでそのまま来た道を引き返す。
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千々石までは下るだけだが、ブレーキはしっかり効くように
しておく事が重要。街なかの下り程度ではそうでもないが、
これくらいの山だと思ったようにブレーキが効かない事が多い。
ブレーキをずっと握っていると、握力も落ちてくる。手が疲れ
たら休むようにしている。特に体重のある人間は指先の負担が
大きくなる。

千々石からは、海岸道路を唐比まで行き、森山の峠を越えて
諫早へ帰った。記憶より峠が険しかったので、国道を行けば
よかったと猛烈に後悔した。

メモによると、走行距離:74km 平均速度:15km/h(激おそ)

今度は、岳の集落から登ってみたい。

テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

結構な工具入れ

自転車をいじる時、工具をどこに置いたかすぐに忘れてしまい、
キョロキョロしながらうろうろする。口も開いている。
小さい工具はズボンのポケットにすぐ入れるので、だんだん
ポケットがいっぱいになってきて重くなり、歳は取りかぶって
(いい歳をして)腰パン野郎になってしまふ。

せまい軒下なので、工具を並べる台を置くスペースもない。
どんがんすればよかやろうかと考えていたが、よいものがあった。

布製の工具入れバッグ。コメリで購入。
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これはなかなか使いやすい。
さすがはコッコッコ、コケッコー、ケッコウですねコメリである。

外側にポケットがたくさんあるので、出しやすく戻しやすい。
大抵のものはこれに入る。

P9071753A.jpg

この他に、自転車専用のBIKE HANDの工具(台湾製)を使っている。
バッグをもうひとつ買って、こっちも入れようかと思う。
P9071761A.jpg

百均の回転テレビ台に載せて使えばいいかも。

そういえば昔、悪者が「けっこう~!」と言って
やられるマンガがあったような‥。

なんでも自転車 アラヤ フェデラル

自転車というものは、使い方がはっきりしていれば、
選ぶのにあまり苦労はしない。速く走りたければ
ロードバイク、ほとんど買い物用ならママチャリでOK。

しかし、目的がはっきりしないとどれがよいとは言えなくなる。

「普段は通勤に使い、帰りは買い物をして、交通量が多いところは
歩道を通り、週末は100キロを越えるツーリングにも出かける上、
時には砂利の堤防や林道も走るし、峠越えや、写真を撮りながらの
ポタリングもしたい」 こんなワガママな要求に適した自転車という
のはまず無い。

「でも作ればあるも~ん」という訳で、実際に作ってみた。

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結論から言うと、MTBコンポとカゴ付きの日本式ランドナー(風)。

ベースは、アラヤ工業のフェデラル 定価52,500円(税込)
内容の割に安く、リムサイズがママチャリと同じ26インチ
WO(650A)のツーリング車。

ツーリング車なので、長距離走行は問題無い。ホイールベースが
長く、挙動が穏やか。峠越えについてはフロントトリプルのMTB用
コンポ(安モン)で、最LowがF28×R30とギヤ比も充分。どんな急坂も
時速5キロで登る!HighはF48×R11で、タイヤ外径が700C-25Cと
同じ位になるので高速もこれまた充分。

変更点
◎タイヤ:パナレーサー コルデラヴィLX
純正よりちょっと太い。鉄フレームにしては硬めだった乗り心地も
緩和して、じごんすに優しい。空気圧を少し高めにすれば、意外に
よく転がる。サイド部が薄いが、普通の砂利道程度なら問題ない。
サイドの耐久性は高くない。
純正のシュワルベ590g(実測値)→LX400g 

◎高圧対応リムテープ:650Aサイズが売ってなかったので、粘着
テープタイプを使用。WOリムは、ニップルとチューブがリムテープ
を介してグリグリあたる構造なので、リムテープが劣化するとすぐ
パンクする。

◎シフター:年寄りがWレバーで頻繁に変速すると、よろけてコケる
恐れが高いため、リアのみシマノ製8速レボシフターに変更。最初
SRAMのシマノ用を使っていたが、どれだけ調整しても異音が出た。
しかしシマノに替えた瞬間に解決。
試行錯誤の末、ステムの左側に逆向きに付けた。前後とも左手で変速
するので、手前か奥か迷わない。手前が必ずHighになる。
レボシフターは、テキトーにガッとつかんでも確実に変速出来る。
フロントは変速頻度が低いのでWレバーのママ

◎ハンドル:日東ランドナーバー B135 420幅
両端がハの字に広がった、昔ながらのツーリング用ハンドル。
フロントバッグと手の干渉云々よりも、実際に使うと、ゆっくり長距離を
走るのに向いている事が解る。ブレーキをかける時、普通のドロップは
ほとんど親指で支えている感じになるが、これは手のひら全体で支える
感じで、疲れても手が滑り落ちない気がする。
運転がへたくそなだけかもしれない。

◎アルミフェンダー:本所のNH29-26N
急な雨でも服がドロドロにならないので、おかあさんや嫁さんに怒られない。
やはり昔のランドナー風にしたかったのでこれ。見た目ほど重いものではない。
ハチサンタイヤ用なので、コルデラヴィにはちょっと細いが気にしない。

◎リフレクター付リア自動点滅灯:キャットアイ
フェンダー取付けでLEDのカッチョよかテールライトが無いのでママチャリ用
を流用。視認性はあまり高くないが自動なのでトンネルでは安心。

◎フェンダー取付けヘッドライト CATEYE
昔のランドナーのイメージにしたくてどうしても必要だった。
LED化するつもりだったが、忘れられて小物入れになっている。
マルカワのフィリックスガムやオレンジガム等が収納可能。

◎アルミサイドスタンド:メーカー忘れた
普段使いの実用性を考えると必要。停める場所を探すために、口を開けて
キョロキョロしないで済む。

◎フロントキャリア:日東M12
いろいろ検討したが、やはりこれがベスト。260gと軽い。
ライトステー用ダボも付いている。

◎カゴ:激安自転車のを流用 400g
実用自転車には不可欠なパーツ。うすっぺらで幅も小さめだが、
いつも折りたたみのエコバッグを持たされているので大丈夫。
キャリアに乗せてみたらぴったりだったので、結束バンドで固定した。

PC161372A.jpg

難点は、まず車体が重い。重いといっても簡単なツーリング装備して
15~6kgくらい。輪行は無理ではないが、重いしフェンダーもバラす必要
があるのでやりたくない。
終始ガンガン走るのには向いてない。頑張りすぎると足がへろへろになる。
ツーリング中、すれ違うサイクリストに挨拶しようとしても、ママチャリ
で急いでいるだけと思われ無視される。
他の自転車から乗り換えると、フロントのクランクガードが厚いためか、
しばらくガニ股気味になる。

失敗したのが、タイヤを太くしたため、後輪をはずす際にリアフェンダー
の前側先端にタイヤが当たって外れない事。いちいち空気を半分抜く必要
がある。フェンダーをカットすれば解決するのだが面倒なのでそのままに
している。

真ん中の遠くにあるのが、軍艦島
PB181275s.jpg


ともあれ、自分にとってはマルチに活躍してくれるので、
現在、一番頼れる自転車である事は間違いない。

周りの人は気を使って、変な自転車だとは言わない。


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テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

自転車冒険!ダムへ続く道

地図を見て、興味の湧いたところへ自転車で出かける。

最近はネットの地図(無料)があるので助かる。航空写真(無料)も
表示できるし、何といっても距離や標高や傾斜が判るルートラボ
(無料)とかは大変ありがたい。無料なのが特にありがたい。
一体どこまで貧乏なのか。

ある日のこと地図を眺めていたら、家からそれほど遠くないところ
に、山の上のダムまで続く知らない道を発見。以前、四駆遊び(軽・
中古)してた時にも通った記憶がないので早速行ってみる事にした。

町中から裏通りに入り住宅地が途切れると、そこは開発から
取り残された谷間。まだ道が舗装されていない。
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軽トラの轍が昭和の風景だ。トトロがいそうな道。
P2270419AA.jpg


のどかな田畑を過ぎ、山の入口に到達。
ここは一体。‥昭和の風景どころではない
P2270421AA.jpg

ジュラ紀?
P2270422A2.jpg

澱んだ沼発見。近づきたくない。変な生物がいそうだ。
P2270423AA.jpg

もはや道路と言えず。人が通った形跡も無い。
ここはもう人の領域では無いのかもしれない‥。
不潔な股間、いや、不吉な予感がする。
P2270424AA.jpg

そういえばさっき確か、猪に注意!の看板が。電流柵もあった。
出るのはトトロではなかった。

このまま進めば、巨大な猪と鉢合わせするかもしれない。
きょうは武器を持って来ていないので闘えない。

100mほど徒歩で倒木を越えながら先の様子を確認してみたが、
ずっとこの調子のようだった。

我々調査隊は、今回の探索をあきらめ、発泡酒とスルメを買って
家に帰った。

久山港の夕景

町中には、「空が広い所」が少なくなった。
建物の間から覗く、トリミングされた空ばかりだ。

ここはまだ空いっぱいの夕焼けが見れる所。
仕事が早く終わればちょっと寄ってみる。
週末は自転車で、久山まんじゅうを買って。

P8050172A.jpg

P8100211A.jpg

黄昏の一番きれいな瞬間がある。
空と雲と太陽と海。複雑に入り混じった色。
赤、紫、青、黄色、藤色、藍色‥ 言葉では表現できない。
なかなかそのままを写真に撮る事もできない。
まして9800円のデジカメで。

P8200290A.jpg

あ~ 美しか~

P7180139A.jpg
 
         ご お ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ‥‥ ん
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P8090182A.jpg

毎回違う表情を見せてくれるので飽きない。

これほど癒やされても、
無料!

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ブログデブー!

友だちがグロブとやらを始めてうらやましかったので、
ぼくもグロブを始めることにしました。
妥当な動機ですか?

長崎から、自転車での散歩の話などを書いていきます。

P4230501A.jpg
諫早湾干拓堤防道路 全長7km
向かい風が強い時は、涙が頬を水平に流れる
プロフィール

Ramblingbird

Author:Ramblingbird
長崎南部の自転車散歩やどうでもいい出来事を、小学生ギャグを交えて書き散らします。お下劣な表現を含みますのでご注意下さい。 

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