島原鉄道は、元々、島原半島外周の
7割以上の地域を走っていたが、
普賢岳の噴火災害後、旅客の減少により、諫早から島原外港までの
区間に
大幅縮小されてしまった。
現在、島原半島の町を自転車輪行で散歩しようと思っても、駅は
北目側の3分の1の地域にしか無いため、計画が限られてしまう。
しかぁし! 同じ
島鉄のバスならば、島原半島の
全域をカバーしている!!
これこそが、バス輪行計画を目論んだ大きな理由のひとつ。
そして、何よりも頼もしい兄貴なのが、たったの
千円で島鉄の
列車、バス、フェリーに1日好きなだけ乗れるフリー乗車券、
Shimatetsuフリーパァーーース!!
(←ツバ)
第二、第四日曜日限定だが、けっこう利用させてもらっている。
時刻表を見ていろいろ妄想してみた結果、所々散歩しながらバスを
乗り継いで
島原半島を一周することも
充分可能だと判った。
これをご利用しない手は無い!今回は、小浜と雲仙をバス輪行で散歩する事にした。
家内はいつもの会合でお出かけ。きょうもひとりぼっち旅だ。
でもいいもんね。ねこがいるもんね。 (←昔こういう少女マンガがあった)
現在、島鉄バスの諫早駅前発の便は、県営バスの諫早駅前
ターミナルから出ている。
8時50分発のバスに乗れば、かなりゆっくり出来るのだが、何やら
かんやらしている内に、
10時50分発に乗ることになった。
(地球ではそれを、「計画性が無い」と言う)ターミナルまで自走し、自転車をバッグに収納する。
バスの車内でフリーパスのチケットを買う事も出来るのだが、万一、
「売り切れでェーーす!」と言われたら、泣いて暴れてしまうので、
HPの情報を元に、
よめ、諫早駅の切符販売機で買っておいた。
いつものスクラッチくじ風(使用日を削って使う)のチケットでは無く、
小形できょうの日付が印字してあるものだった。

買った当日にしか使えないが、財布に入るので便利かも。
知らずに前日に買ってしまったら、当日は紙切れになるので注意が必要。
諫早駅前からの乗客はけっこう多かったが、ほとんどがオバサマ達。
今回のバス車両は、一般的な中・長距離用。乗降は前のみで、四列目から
後は両側とも二人掛けの席なので、通路はせまい。
自転車は肩に担いで、背中に回しておかないと、とても通りにくい。
めんどくさいので、前の方に座った。
自転車は右肩に担いでいるので、右側の座席に自転車を先に入れてから
続いて自分が座ると、降りる時もスムースにいくようだ。
普段は、諫早市内でも島鉄バスに乗る事はほとんど無い。
諫早公園、市役所前、本諫早駅前などを通る路線がちょっと新鮮だった。
幸町から、国道57号線に出たところにあったスズキ自動車の販売店は、
変な店に変わっていた!

要するに、あんまさんなのだろうか。肩こりを治してほしい。
いつもの小野地区の風景も、きょうはちょっと高い位置から見る。

森山あたりにある変な小山。謎のワッフル城と名付けた。

崩落がひどかったのだろうか。そんな物騒なもの、崩してしまえば
いいのにと思ったが、地図を見ると西側に頂上への階段があるので
神社か何かがあったのかもしれない。
後の席に座ったオバサンはひどく落ち着きが無く、しきりにシートを
引っ張ったり膝で押したりするので
ウザかったが、日が照って来て、
暑い暑い!と言い出し、通路をはさんだ私の左側の席に移動した。
よほど暑いらしく、
マイ扇子を出して、しきりに扇いでいる。
それだけなら見なければいいが、動き続けているため、
脇汗をかいて
もわああ~んとクサいっ!!! オブェェ!オブェェ!‥ ワキガーカウンターが、警告を発していた!
先日教えてもらった
ミョウバン水のスプレーを持っていたら、
無言で
吹きかけていたかもしれない。
吐きそうなので、後の方に移動しようかと思ったが、真ん中あたり
まで人が乗っていたので、ハンケチを鼻に当てて我慢した。
そのうち臭いは収まったが、バスの進行方向が変わり、左側に日が
当たって来たため、オバハンはまた私の後の席に戻り、シートの
取っ手を引っ張りながら座り、ひざでけった。
軽く、殺意がわいた‥。
ここまで落ち着きのないオバハンも珍しい。
普通なら「クオラァ!落ち着かんとダメヨ~!」とキレるところだが、
ブログネタを期待している自分が、ちょっぴり哀しかった。
いらん話ばかりするので先に進まないが、バスはじゃが畑を過ぎ、

愛野展望台を過ぎる。

千々石の峠を越えると、小浜町が見えてきた。

きょうは、
唐揚げが
「えーなにこれ、ちょっとウマシャスなんです
けどー」とウワサの、
くまや弁当がある、小浜高校前で下車。

やっと念願の唐揚げを食べれるんだァア!
すでに腹は、
グググ・グーグーグー・グググと、空腹の
SOSを
鳴らし続けている。
店に入った瞬間、
「とり弁当」のメヌー写真に目が止まった!
鶏の唐揚げが甘酢らしきタレをからめられ、炒り卵と共に、メシを
完全に
覆い尽くしている!私は本来の目的だった唐揚げでは無く、とり弁当をオーダーした。
危険な賭けと言われても仕方がない。 だが、これがウマくない訳がない!
私は、
デブの直感を信じた。
店の中にも食べるスペースがあったが、うまかった場合、ウホウホ言って
グルグル回ってしまう怖れがあるため、海岸の道路公園でひとりで食べた。

私は海に向かって、ウンマアアアーー!と叫んでウホウホ言ってグルグル回り、
ウマウマダンス 2014 Rimixをフルコーラス踊った。
味のしっかりした鶏肉がカリッと揚がったものをタレに漬けてあり、
ほぼ卵焼きと言えるほどの炒り卵がふんわりたっぷり敷き詰められ、
ご飯との間に隠された海苔、昆布、おかかの「のり弁トリオ」が絶妙!

ものすごく腹が減っていたからそう思った訳では無いのは明らかだ。
520円だったか‥?
量もハンパでなく、全部食べることは非常に
困難。
運動部の高校生なら
ペロリと平らげてしまうのだろうが、デブとは言え
おっさんには多すぎだ。
鶏は食い尽くしたが、ご飯を残した。 お百姓さんには申し訳無い。
だいたい、持った瞬間に
金塊か?と思ったし、鶏がハミ出して、フタが
ちゃんと閉まっていない! 久々の
ハミきん弁当だ!
弁当の力説に忙しくて、ますます話が進まない。
小浜温泉街に向かう。
小浜の町は、海と崖の間の細長い平地が主なため、変速機の
ついてない自転車でもじゅうぶん回れる。
上の川湧水と言う水源があるらしい。案内標識を追って見に行く。
途中にあった、
いぼ取り地蔵さん。

アップで見たら、顔がちょっと怖い!

しかしよく見ると、NHK野菜の時間の藤田先生に似ているかも。
ひどく狭い路地。 もし向こうから、自分の
ドッペルゲンガーが歩いて
来たとしたら、驚く前に、
デブ同士すれ違う事ができずに困るだろう。

上の川湧水に到着。
これは懐かしい風景。池の中には小さな魚たちが泳いでいる。



昔、長崎市内にもこんな感じの所があったよなぁ‥。
ポワワワワ~~ン‥夏の日の学校帰り、熱い石畳の道を歩き、木陰の冷たい湧水を柄杓で
汲んでゴクゴク飲んだ。 ジュース代など持ってなかった。
長い長い階段が続く通学路で、知らない家を訪ねて水を一杯飲ませて
下さいと図々しく頼んだ。冷たい麦茶をもらうと嬉しかったなあ~。
ああ、思い出話などしていて、先に進まない。
裏通りのこの店では、レトロ雑貨を売っていた。ほとんどの商品は
近所から集めてきたものでは無かろうか‥。

おみやげの
湯せむぺいを、いつもの進藤商店で買う。
しかし、湯せむぺいと言っても、
箱に入っている高級品では無い。 湯せむぺいには、普通の完全な商品のほかに、
割れせむぺいと
クズせむぺいがある。
我が家では、この
クズが、
湯せむぺいだ! 
540円の箱入りと量は変わらないのに、こちらは
100円。
消費税8%とか細かいミミッチイ事は言わない!ワンコイン百円!
味は変わらないどころか、端っこは却って原料が濃縮されてウマ~イ。
ちょっと固い部分もあるが、お茶でふやかせば問題ナシ!
小浜の湯せむぺいで、まだ食べていないのがある。
前回来た時も探したのだが、見つけられなかった
草野商店のもの。
観光パンフレットか何かで見たのだが、昔ながらの手焼きらしい。
今回、小浜を散歩中、ふとある
重大な事実を思い出した。
小浜の温泉街の裏通りはいつも通るのだが、裏通りを抜け、雲仙への
登り口の
国道を渡った先にも裏通りが続いていたはず。長いこと通って
ないが、そこにも旅館や商店があった気がする。
昔は仕事で毎日通っていた道なのに、完全に記憶から消されていたらしい。
きっとあの
宇宙人のしわざだ!
早速向かった。
横断歩道を渡り、路地に入ってすぐの所に、探していた草野商店があった。

しかし、見るからに
閉店してしまった様子。 う~ん、残念なり!
その2に続きます。
いつも見てくれてありがとう (エロ本より)