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らんたぼ

さらば三菱自動車
02 /20 2016
昭和59年型 三菱ランサーEX 1800GSR TURBO 後期型

ランサーターボ。通称、ランタボ。lancerturboSB5312.jpg

お分かりかとは思うが、妖怪たんたん坊とは関係ない。

ランサーエボリューション(ランエボ)のご先祖様だ。


それはまだ私が20代後半の頃。

仕事帰りの夜、近所の三菱ディーラーの中古車コーナーに、
薄明りに照らされた黒のランタボがいた。

当時は巨大だったフロントスポイラーと三角のリアスポイラー。
ビンテージレーサーのような小さなドアミラー。
直線と角で構成された、素浪人のような何とも無骨なスタイル!

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えーっ?このクルマこんなカッコよかったか


あきたこまち! イヤ‥、ひとめぼれだった!

すご~くシビレた! 正座して見ていたからだ。

そして、クラクラ~ッとした!! 腹が減りすぎていたからだ。

おにぎりを持って三夜連続で通い、週末にローン契約をした。


その時乗っていた軽のミニカターボは、新車で買って2年
ほどだったのだが、どうしてもランサーに乗りたかった。

新しいクルマを下取りに出して5年落ちの中古を買う!

周りの人からは、バカ、あほ、変態、鼻クソ、帰れなどと
小突かれたが、本人はニコニコルンルンだった。(←昭和)


軽い車体に強力なターボ猿人を載せていて、動力性能は
イヤッホゥ~!で、俗に言うドッカンターボだった。

アクセルを踏み込むと、ウゥ~ンと少しのラグのあと、
ブリブリブリブリブリブリ~ン!!!
と、いきなり急加速してブッ飛んでいった。


純正オプションのノンスリップデフがついていた。

略してノンスリと言った。 トンスルとは違った。

クルマは、カーブを曲がる際、遠心力で内側の駆動輪が浮き気味に
なると、差動装置(デフ)によって外側の車輪の回転を落とし、急な
姿勢の変化を抑えてスムースに曲がれるようになっている。

ノンスリが付いていると、外側の車輪の回転は落ちる事なく、
カーブをウギョギョギョ!と無理やり曲がる!

この機能を利用して、側道から本道に出る際、アクセルと
クラッチのタイミングだけで、ギュワン!と直角に曲がり、
ピタッ!と進行方向を向いて、ダーッシュ!

町角という町角を、こんな事をして遊んでいた。
まったく脇毛の至りだった。

なので、今どきの若者が調子こいた運転をしていても、
「はよう大人になるんやでぇ~」としか言えない。


このクルマに乗り始めた頃は、仕事が忙しくて休みも少なく、
寝る時間を削って、命がけで夜遊びしていた。

お年頃だった。

夜、仕事が終わってバイトの女子大生を家に迎えに行くのだが、
排気音がデカいため、家の手前の坂の頂上でエンジンを止め、
静かにゆるやかな坂を下って停まる。

月影の忍者グライダーと名付けた。

そして、足音で両親を起こさないよう、靴を両手に持ったくの一が、
家の窓から忍び出てくる。

う~ん!佐野元春のHEART BEATの世界やぁ~!(どこがだ)

お金が無い時は、うろうろ走ってたこ焼きを食べて過ごしたりした。

帰りに送る時は、玄関でおかあさんが仁王立ちしていないか、
ビクビクしながら戻った。

ランサーにはそんなセンチメートルな思ひ出もある。
わしも若かったんじゃのう~。


ランサーターボは、過去も現在も、そしてこれからも
たぶん、一番好きなクルマ。

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あの独特の雰囲気は、他のどんなクルマも持っていない。
私の中では、サムライ、ゼロセン、そんなイメージ。

どちらもお下劣な宴会芸と同名なのがちょっと悲しい!


2016年現在、三菱自動車は、セダンの開発をやめると言う。
かつてラリーで活躍したランサーもギャランも、もういない。

小型SUVと電気自動車に絞り込んでいくそうだ。
あとはスズキと日産から供給されるOEM車。

まさかこんな事態になるなんて、思ってもいなかった。
生き残るための選択なのだろうが、何と寂しい事か。

誰もが未来への希望を失いかけている今の世の中で、
三菱自動車がもう一度見ようとしているSUVの夢が、
どうか正夢になれよと願うばかり。


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皿うどん麺の食べ方 その2

肥前国フード記
02 /17 2016
死んだと思われる前に、何かアップしておこう!

今回は、皿うどんの細麺の、ウンま~いレピシーをご紹介。

お椀やカップに、ポッカのポタージュスープと、少し多めの
皿うどん麺を入れて熱湯を注ぎ、かき回して1分待つ。
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以上!


麺は柔らかくなってしまうが、「昨日の皿うどん」の食感になり、
これはこれでクリーミーで大変よろしい。
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但し、ポタージュスープは絶対にどんな事があっても、
ポッカのポタージュを使用しなければならない。

なぜなら、私はポッカのポタージュスープに入っている
ポテトクルトンがしゅきだからだ。

でも、クノールが好きならクノールでも全然OK!


一度、熱湯を入れたのを忘れて10分以上経って気づいたら
お湯を吸った細麺は太麺になり、ほぼシチューになっていた。

ウヒャアー!と思ってコッソリ捨てようとしたが、やっぱり
もったいないので口に流しこんだら意外にウマシャスだった。

う~ん、これはこれで。

パリパリの食感がよければ、テキトーなタイミングで麺を入れればよし。
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うちでは、マルタイの皿うどんも食べるが、皿うどん麺単品は、
白雪食品のちょっとくずれたチャーメンばかり。

以前も書いたが、これはそのままポリポリ食べられる完成度。
メーカーによっては、うす味のものや、油まみれでドベドベの
ものもある。太さや硬さも違う。

食べ比べて好みのものを探すべし。


あと、コーンクリームスープだと甘くなり過ぎてダメ!

思わずあんまあああ~~~!と言った途端、半開きの口から
スープがどぅわあぁああ~と流れだす恐れもある。


チーズ味のスープなら、カルボナーラ風になるかもしれない。

これも味が濃くなりそうだが、味付けが薄めの麺なら合うかも。

そうだそうだ!チーズは合いそうな気がする。

ヨーシ、来週試してみよう!

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もう少しでヒマになる予定!しばしお待ちくだされ。

小長井から太良まで、ちょっと走る

サるくリング~自転車散歩
02 /08 2016
大雪のあとの休日、佐賀の太良町へ調べものに出かけた。

午後から庭に出ると、雪が20センチくらい積もっていた
ビオラが見事に復活していて、アピョ~ン!と驚いた。
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冬に咲く可愛らしい花の、真の強さを見た気がした。

長田バイパスをクルマで北上。
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心の汚れた者にはワイパーがサビているように見える。
これは茶色のクレヨンで塗っているだけだ!

天気がよくてもったいないので、小長井町の道路公園に
クルマを置いて、あとは自転車で行くことにした。

最近はクルマに26インチの自転車を積みっぱなし。

エコでは無いが、そのままの状態で積んでいるので、
サンダーバード2号並みに機動性バツグン!


県界を越えると、佐賀県藤津郡太良町。

いつも気になるのが、高台の国道から見えるこの海岸。
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海水浴場のようだが、行った記憶は無い。

Googleの地図では右側の集落から道が続き海水浴場で
行き止まりになっているが、どうも左側の堤防道路からも
行ける気がしてならない。

帰りに時間があったら探検して見よう。


太良町は佐賀の最果ての地であるためか、道路整備も
後回しのようだ。

表面が象の尻状態のうえ、細かい砂利が無数に散らばる。
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たまらず歩道に逃げるが、歩道も砂利だらけ。


国道207号線の、諫早市から佐賀県鹿島市までは、
ほとんどがJR長崎本線と並走する海岸道路。

昔の街道は、海沿いに道を作ってもすぐ壊れるので、
山の尾根を通っていた。海岸道路は新しいものだ。

右側の国道は切り崩して道をつなぎ、左側のJRは
トンネルを掘って線路を伸ばしている。
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若いころはクルマの運転も楽しいもので、この道を走り、
佐賀の背振山を越え、福岡まで遊びに行っていた。

あの頃は、高速道路はまだ全線開通してなかった。

廃墟になった観光ホテルの沖は、のり養殖場。
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モノホンの有明海苔は、香りが違ーう!
食べる前につい、スーハースーハー嗅いでしまう。
トリップして有明海の不知火の幻覚が見える。

粉にして軽く炙ったものを、ガラスパイプで
鼻から吸引したいくらいだ。 (ダメ!)


太良町歴史民俗資料館に立ち寄る。
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自転車で来たので、すでに15:30。
資料館は、あと30分しか見れない!

コロッケがやる五木ひろしの早送り動作で行動しよう。

ここには有明海ならではの漁具などを展示してある。
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潜水漁を行うための装備
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近代の海苔すき機
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昭和の民具なども多い。

懐かしい五右衛門風呂の釜!
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子供の頃住んでいた、長崎市内の家は五右衛門風呂だった。

湯船に、円形に組んだ木の板を浮かべ、その上に静かに足を
かけて中に沈めながら入った。

途中で板のバランスが崩れると、板はタテになって浮き上がり、
股間を強打する。危険な構造だった。
う~ん、いい思い出だなあ~

30分では見きれなかったが、面白いものが沢山あった。
ゆっくり時間をとって見に行ったほうがいい。

今回、一番ホヘヒー!と思ったのは、むかしは太良町全体が
佐賀藩諫早領だったという事実。
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明治の佐賀一時消滅事件は知ってたが、これは知らなかった。

「諫早歴史物語」をよく見ると、同様の地図があった。
特に本文では触れられてなかったため気づかなかった。
郷土歴史ファンの間では常識なのかもしれない。

元は同じ佐賀藩諫早領なのに、なぜ県境が変わったのだろうか。


役場近くの旧道で、観音・弘法堂と書かれた御堂を発見。
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観音像の他にも、崩れかけた石仏や石塔、形象石など
祀る人がいなくなったような神仏が集められている。
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これは弘法大師像。
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清原像では無い。

こんなコワモテの弘法さまも珍しいが、修行僧なので、
実際はこんな感じだったかもしれない。

平成二十一年に寄進された木像のようだが、奉斎者の
手彫りなのだろうか。


帰路、例の海水浴場に続いてそうな海岸の堤防道路を往く。
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舗装されてはいるが、冬だというのに草が茂り放題。
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段々不安になってきたが、あっさり到着。
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やはりワシの説は間違うてはおらんかったのじゃあ!

これで丘をひとつ越えなくて済む。

この白浜海水浴場は、人工の海水浴場との事。
そう言われればそうだ。本来は干潟のはず。
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なかなかキレイなところだ。

向こうのほうでアベックが黄昏れていた。

入口側から出ようとしたら、チェーンが張ってある。
冬場は立ち入り禁止なのだろうか。もったいない。


太良はもぐり発祥の地。
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何だか誤解されそうな自慢だが、もぐりと言うのは
潜水して貝を採ったり、護岸作業をする潜水夫の事。

本場なので、もぐりの潜水夫はいないのだろう。

肥前大浦あたりは国道がせまく、路肩がほぼ無い。
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県界まで戻ってきた。
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17時を過ぎていたが、小長井漁協の直売所がまだ
営業していたので、小長井牡蠣(大)を1kg買った。
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カゴつき自転車のメリットを活かせるところだ。

ここで売っている有明海の海苔佃煮が美味い!
余計なものが入っていないなくて風味がよい。

無かったので訊ねたら、牡蠣で忙しくて作るヒマが
ないとの事。ここで作っていたとは知らなかった。


小長井のフルーツバス停はけっこう有名になった。
スイカ、メロン、いちご、柿などいろいろ。

その中で、これだけが何なのかハッキリせず、長年
我々の間で議論されてきた問題だった。

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りんご、ザクロ、サクランボ、赤カブなど、様々な説。

しかし、最近になって 「たぶんトマトだろう」という
結論に至った。

よく見ると、葉っぱが家庭菜園のトマトの葉と同じ形だ。
作者はデカいヒントを残していたようだ。


気が滅入っている時は来ないほうがよさそうな、
淋し~い、淋し~い、小長井の海岸。
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自転車を、ボロくないしサビてないサンダーバード2号に積み、撤収。

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今夜は基地で牡蠣焼きじゃ!

黒木ィ~越ォえぇ~

サるくリング~自転車散歩
02 /04 2016
一年以上も前に書きかけてオクラ入りしていた話を
今さら仕上げて出す私! (またか)

黒木越え  2014年10月19日(日)の自転車散歩記録

晴れたので、諫早から大村の444号線を萱瀬(かやぜ)ダム
方面へ登り、峠を越えて佐賀の鹿島まで行くことにした。
帰りはテキトーな駅からJR輪行で戻る予定。

ここは嶮しく、自転車では途中までしか登ったことがない。
このルートを走破すれば、白地図の道を塗りつぶせる。

やっている事が小学生の頃と同じなのが哀しいぞ!

今回は午前10時にはすでに出発!これでも早い方。
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輪行で帰れるよう、折りたたみ小径車で行くつもりだったが、
重いオッサンが険しい登りでペダルやハンドルに体重をかけて
こねくり回すと、連結部が傷んでユルユルになってしまう。

今回は、クロス系ツーリング車で出撃した。

爽やかな秋晴れだったが、出発していくらもたたない内に
後輪が、パパパパ、パーンク!
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毎度おなじみ路上修理。
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チューブをはずしたら、一度パンク修理したものが入っていた。

修理済みのパッチが、だんだん高圧に耐えきれなくなり、
部分的にはがれてしまっていた。

やはり、スポーツ車はママチャリとは圧が全然違うので、
パンク修理は応急処置と考えなければならない。

新品のチューブに換えようとバッグを開けたら、これまた
修理したチューブ。ダメやんけぇえ~!

前回、新品を買い忘れていたようだ。ここで「また今度」と思うと、
同じ事のでんぐり返し。大村のイオンに買いに行こう!

きょうの自転車のタイヤは700インチの25cサイズ。

そのサイズのチューブだけが、売り切れだった。

イィヤアァアー!と叫び、床に大の字に寝転んで、
手足をバタバタさせたいのを何とかこらえた。

小さめのサイズのチューブでも一応使えるのだが、小さいものを
パンパンに膨らませて使うのは避けたい。デブだからだ。

走行中、パァーン!と派手な音をたててタイヤが破裂したら、
やっぱりね、と笑われ、動画をネットの掲示板にUPされてしまう。

仕方ないので、スポーツ車を扱っている自転車屋さんに寄って、
一番安いのを買った。

大村駅前の通りから路地を抜けて諏訪方面へ。
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大村の古い住宅地には、昭和の雰囲気が色濃く残る所がある。
今度、ゆっくりまわってみよう。

産直かやぜから右折。国道444号を山に向かって進む。
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途中で川向うの旧道へ。
稲も半分以上は刈入れが終わっているようだ。
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古い造りの農家が点在する。
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二十数年前は、この辺りに食品の移動販売バスが回っていたが、
そんな商売も成り立たなくなった事だろう。

萱瀬小学校あたりから国道に戻る。

人が集まっていると思ったら、氷川神社の秋祭りらしかった。
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私の住む町は、夏祭りも秋祭りも無い。うらやましいので
何か嫌がらせをしてやろうか。 (するなよ)

川沿いに河川公園があったので日陰でパンと牛乳の淋しい昼食。
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きょうは、カフエーに寄ってカリー食ってコーピー飲んでから
山越えするつもりだったが、パンクで予定が狂った。
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パンクしてパン食う。もちろんつまらないさ。

休憩もそこそこに山奥へ進む。

ダル?なんじゃそりゃあ。
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あとで調べたら、「だどめ」と読むようだ。馬をつないでおく
場所のことらしい。そういう時代があったのだろう。


奥の方に、ダムらしきものが見えてきた。
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「ダムよ~、ダムダム!」と独りごとを言いながら進む。

う~ん、一年以上前の話とは言え、ネタが古過ぎだろう。

そういえば「脱糞ゴリラ~、脱糞ゴリラ~」とか歌って
いたサングラスの赤い二人組も、最近は見かけないようだ。


いよいよ、ほぼ一直線にダムまで登る坂道。なかなかの傾斜!
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早く登っても何ももらえないので、疲れないようゆっくり登る。

スポーツタイプの自転車だと、坂の途中で止まってハアハア
ゼイゼイしているのはカッコ悪い!

そういう時は、写真を撮る振りをして休憩する。

口をだらしなく開けて、鼻水がステレオでたれているのを
見られないよう、マスクも必要だ。


ダムの正面から放水中。もう少しで上に到着。
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ダムの堤を渡り、湖を反時計回りする木陰の道を行く。
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道はせまく、奥の方は木が茂って日が当たらず湿っぽくて薄暗い。
幽玄というより陰鬱。何かが出そうな感じ。大丈夫、屁ではない。

とにかく、あまり気持ちのよい道では無かった。ぜひまた通りたい。


県道側の橋の近くには公園。道の駅もある。
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ダム湖の奥は、黒木地区。

周りの人達が皆クロキと言うのでクロキだと思っていたが、
クロギが本当らしい。
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(ちょっと拡大可能)

畔はクロとも読み「小高い所」という意味がある。確かに高地。


谷には渓流の公園もあるようだ。癒やしスポットと書いてある。
来る途中にそうめんとニジマス料理の看板があったな。ゴキュ‥

ああ、誘惑が多すぎてお使いが進まない!

黒木のもっと奥には山小屋があり、多良岳山系登山の拠点らしい。

古い商店がいい感じ。
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五家原岳は、テレビ塔があるのですぐ判る。
ここから五家原岳に登った事は無いので、一度行ってみたい。
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山へは基本、マムシがいない冬場に登る。たとえ咬まれなくても
きやあー!と驚いて谷底へ転落してしまうからだ。


「岩戸観音」の看板を見つけたので寄り道する。

すごい迫力の岩山の裂け目に、観音さまが祀られていた。
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いつもこの調子なので、ナカナカ先に進まない自転車散歩。

さあ、峠を越えねば!

黒木小学校の横から険しい国道に戻る。
特に景色も見えない退屈なつづら折り。

しかも、でかいバイクで峠を攻めて往復するいい年こいた
おっさんがいて、やかましい上に煙たい!

バイクのキーを抜いて谷底に投げたいのを我慢して進んだ。


必死にガンバって登っても仕方ないので、時々休み休み、
お茶を飲み飲み、小便しいしい、屁をふりふり登ってゆく。

あとで地図を見たら、傾斜はもっときついようだが黒木の集落から
トンネルまで登る旧道もあった。次はこっちを走ろう。


やっとこズンドコ鹿島へ抜ける平谷黒木トンネルへ到着。
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ここはトンネル自体が峠になっている。
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歩道が無いことも無いが、狭いので自転車だと落ちそうだ。

途中に、長崎と佐賀の県境。
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県境にまたがって「私は今どこにいるでしょう?」と、
死ぬほどくだらないクイズを出題する事も可能だ。

トンネルを抜けると佐賀県鹿島市の平谷地区。

平谷温泉へは、以前よく通った。
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山中の秘湯っぽい所が
よかった。タイミング次第で貸し切り状態になることも
あってのんびり出来た。

宴会芸のサムライやゼロ戦の練習も可能だった。

ただ、脱衣所にはイスが無く、休憩しながら何度も入れる
感じでは無かった。

近頃は利用者も増えているようだ。

平谷には産直所もあり、多良岳の湧水が汲める。
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山の中の県道は取り立てて見るものは無い。ただ下るだけ。
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視界が開けると、巨大な中木庭(なかこば)ダムと河川公園。
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佐賀は長崎に比べ、何につけスケールがデカい。
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崖もまた、ハンパでは無い!
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谷間の奥の集落も見るところがありそうだが、もう夕方近い。
またの機会にしよう。
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この444号線をまっすぐまっすぐ進むと、探し続けて幾年月、
去年の秋にやっと見つけた、北鹿島の天神宮に着く事を、
この時はまだ、知らない。

鹿島の浜宿で小瓶の酒やおみやげを買い、肥前浜駅へ。
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17:21発 普通 長崎行き

見知らぬ町の黄昏時に車窓から眺める風景は、
故郷を遠く離れた旅人のような気分にさせる。
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相変わらず、大聖堂の鐘の音が響き渡る車内。

ガラン、ガラァ~~~ン!
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自転車は手すりにつなぐ。 あんな隅っこにポツゥ~ンと淋しそう!
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ゴメンネ!ゴメンネ!

長崎本線は単線なので、普通列車はたびたび特急列車待ち。
それもまた味があっていい。のんびり行こう!

ふと窓の外をみると、上り線のホームにも列車が待っている。
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特急列車が。

エエエ~~~~?

ああ、そうかー!特急も一時間にニ本あれば、どこかで待ち合いを
しないといけない訳だ。

さすが単線!参りました!


計画中の新幹線は、どうやら新しいフリーゲージの開発が
うまくいかず、意味なし芳一になりそうだと聞く。

おそらく、可変する車軸だけ、般若心経を書き忘れたのだろう。

「住民の血税を使うのならちゃんとやれやアホ!」と、
近所のおじさんが言っていた。


きょうは西諫早駅で下車。いつもの場所で自転車を組み立てる。
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この白ポストは、確か30年以上前から存在する。
ネット時代になり、完全に時代遅れの遺跡。

だいたい、このウルトラBIGな大容量は何だ!!
会社員がどんだけ仕事帰りにエロ本を読むと言うのか!


まあ、どうでもいいのだが‥。

おそらくこの日も酒を買って家に帰ったことだろう。


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よし!とりあえずUPできた!

Ramblingbird

長崎南部の自転車散歩やどうでもいい出来事を、小学生ギャグを交えて書き散らします。お下劣な表現を含みますのでご注意下さい。