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諫早 羅杵尼(らぎに)神社

古かもん見てさる記
09 /08 2017
諫早市高天町のAコープ白浜店から多良岳方面へ
登っていくと、多良岳レインボーロードという
佐賀方面へ続く道路に行きあたる。

カッコイイ名前だが、山の農道なので牛の糞には
充分注意が必要だ。

諫早市白原町は、農道の手前辺りの農村集落。
尾根の上方で景色がよく、気持ちのいい所。
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この集落の運動場の奥に、赤い鳥居とブロックで
作られた
小さな祠の神社がある。
1707DSCF4623.jpg 


金属の鳥居には、【羅杵尼神社】の文字。
「らぎに」と読むそうだが、全く謎の名称。
1707DSCF4605C.jpg
ネットの地図で知り、何じゃこりゃと見に来た。


中には大きな石が祀られている。
1707DSCF4608.jpg

中央の大きい石は表面に多くの穴。水蝕石らしい。
御神体なのだろう。

左側の石の表面には、大きな割れ目がある。
おめちゃんを表しているのなら、女神さまのはず。

女神の場合、大きなおちんこが祀られている事が
多いが、ここには見あたらない。

右側の小さい石は、すり減った何かの坐像の
ようにも見える。

モアイ像だろうか。


しかしまた、ラギニとは一体何なのか。

ランボルギーニの略だろうか。
いや少し違う気がする。

仏教の呪文の"陀羅尼(だらに)"に似ているが、
関連は見つからない。

ネット情報によると地元の人は「だげんさん」
呼んでいるらしい。

らぎに、だげん、う~ん、違うやんけー!

でも母音・子音の並びが似ていない事もない。


祭りの時は、大きい神社から神主さんが来て、
田祈祷などが行われていると何かで読んだ。
祠は小さいけれど大事にされているらしい。
ただ、この神名と形態は他には知らない。

「肥前めずらし音頭」を踊りたいくらいだ。
だが、まだ一番までしかできていない。
早く完成させねば‥ (カミングスーン!)

※現在、上記の羅杵尼神社のネット情報は
検索で出てこず確認できなくなっている。


似ている神仏の名前がないものかと探したら、
荼枳尼天(だきにてん)という神様を見つけた。

どうやらこれが変化したものと思われる。

荼枳尼天は、仏教では夜叉(やしゃ)の一種。
オリジナルは、インド神話のダーキニー。
性的な姿に描かれる女神だ。

日本では、白狐に乗る天女の姿をしていて、
お稲荷さん信仰とミックスされている。

それで赤い鳥居なのだろうか。
お稲荷さんは農業神。田祈祷も納得できる。

徐 成基の形をした石は、豊穣と生産の象徴。
このような形態の神は、性神とも呼ばれる。

ちぇっくちゅの不可思議な子孫繁栄パワーを
農業に取り入れて豊作を祈るものだ。

これはかなり古い時代に始まった事らしい。
非常にプリミティブで、呪術的で、生命力と
パトスに
あふれている。


何気な~く、御神体の石の上を覗いたら、
割れ目どころか
もっとリアルおめちゃん
(諫早方言)があった。
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きゃーっ!やっぱりそうなのねェ~?


性神は、明治の神仏分離令の時は「淫祠」と
言って毛嫌いした政府に禁じられたそうだが、
昔の人は、至ってマジメに祀っていたのだ。

ただ、根がおおらかな日本人のことなので、
それだけではなかったと思うが‥。
ウェへへへェ~~


だきにてんは、別名を「だてん」とも言う。
だてんさんとだげんさんなら近い。 

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境内の馬頭観音像


それにしても、他の地域では聞いたことの
無い珍しい神様が、何故ここに存在するのか。
近隣のように年神や稲荷神ではダメなのか。

そういう事を調べるのも面白いとは思うが、
時間も手立てもない。


ただ、将来ここで米を作らなくなったら、
羅杵尼神を祀った意義も忘れられるだろう。

行政で記録を残すことはできないものか。
(↑イヤミ 提案)

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試験の結果

日々の事
09 /06 2017

7月に福岡へ仕事関係の試験を受けに
行ったことを以前書いたが、8月末にその
結果がやっと来た。

正直、ずっと忙しくて、勉強などほとんど
ぜんぜんまったくほぼほぼしていなかった。

テキストは毎日のように家に持って帰って
いたが、ただ持って帰っていただけだった。

一度、過去の問題をやってみたのだが、
70点で合格のところ、68点だった。

こりゃイカ ─── ン!

4人受験して、最年長の自分だけ落ちたら
ウルトラ恥ずかしすぎ良太郎だ。

よし!今のうちに入る穴を掘っておこう。
グダイディーヤ!

いやいや、勉強せんばですた~い!

帰りはいつも遅いが、寝る前にはいくらか
時間がある。少しづつでもやろう。

そう思いながらクリアアサヒをプシュ!と
開け、GYAOの無料動画を見る。

まあ、よく考えたら、何もせずに68点なら、
少ーし勉強すれば合格はできるはず!

百点を目指す必要などミジンコ程も無い。

よ~し、がんばろう!明日から。

ナンクルナイサー作戦と名づけた。

この調子で時は過ぎ、本格的に勉強を
開始したのは、前日の土曜日だった。

休日出勤せんといかんほど仕事はあるが、
試験に落ちるとヤバイので休んだ。

テキストを開くと、生まれて初めて聞く
言葉がギッシリと並んでいた。

クラクラしたが、何とか持ちこたえた。

エアコンが無い部屋のためか、汗が出た。
冷や汗だった。

一通りテキストを眺め、ふぅとため息を
つき、だめだこりゃと言った。

知らん事が多すぎる。とても覚えきれん!


作戦変更!プランBだ。

とりあえず、巻末の用語集を一夜干しで
覚えることにした。

横文字の略語がいっぱいだ!

CDは、樹脂製の円盤に細かい凹凸を
刻んでデータを記憶するものか、ほう!
(それは知ってるやろ!)

アイスやおもちゃの誘惑と闘いながら、
夕方までけっこうテキストに目を通した。
発泡酒も一本しか飲まなかった。
(飲んだんかーい!)

ヨーシ!もう2割くらいは覚えただろう。
明日になっても1割くらいは覚えてるはず。

あとはだ!

私は、曹洞宗のお経をあげて、観音様に
受かりますようにとお願いした。

夜はお星さまにもお願いした。

もちろん庭のたぬきの置物にもお願いした。

悪魔とも契約したいが、出し方が判らない。
確か、エロエロエッサッサとか唱えて‥。


試験本番 福岡市某所。

問題用紙には、遠い昔どこかで見たような
曖昧な記憶しかない文字が並んでいる。

三人とも会った事はあるが、誰が吉田さん
だったかうろ覚えのもどかしさ!

やはり以前ほど覚えきれなくなっている。
年じゃけのう~。

何とか受かった気もするが、落ちている
かもしれない。微妙な感じだった。

最後の見直しで2問修正した。

あとでテキストを見たら、合っているのを
わざわざ間違いに変えていた。

なもはぁあ~ん!
とびっきり情けない声が出た。

もう一問は恐すぎて見る勇気がなかった。


まあでも結果は、合格か不合格かだけ。

受かる確率は50%だ! (そうか?)
なんくるないさ~、アハハハ・・。

私は力なく笑い、試験会場を後にした。


そして一ヶ月後 結果発表の日。

受験生個人宛にメールが届き、HPに
ログインして結果を見るシステム。

あ~落ちていたら冬にもう一度再試験だ。
バカ、アホ、変態と罵られるだろう。

ガッキーの水着姿よりドキドキした。

死戦期呼吸が出る寸前だった。

やはり入る穴を掘っておけばよかったか。

採点は複雑で、4つの項目それぞれで、
50%以上、総合70%以上の正解で合格。

70%以上か、未満か。
さあ、ここがボーダーラインだ。


わたしの得点は‥、

1707kekka01.jpg

70て~ん!ごおかくう~!

ぎりぎりぎっちょんスイッチョン。
首の皮一枚~っ!

どうせ人生、綱渡りじゃい。

どうだァ!まいったか!
(ガクガクガク ←足)


皆に確認したら、4人中2人が合格だった。
よがっだぁ~ これで一応しめしがつくぜ。

 
観音さま、お星さま、ありがとう!


晩夏の侵入者

事件ファイル
09 /01 2017
8月の最後の夜、家に帰った私は、玄関の網戸を開けた。

その瞬間、ジジイ!という、小さく鋭い声が聞こえた。

だっ、誰じゃあ!

玄関の中で聞こえた気がしたが、もちろん誰もいない。

ソラミミだろうか?それともファファミレだろうか?

いや、悪意のある小人かもしれない。
だいたい、ジジイとは失礼だろう!ご老人と呼べ。

周囲をキョロキョロするが、やはり何もいない。
変顔をしながらキョロキョロしたが同じだった。

モニタリングでも無いようだ。


それから、服を脱いで、あ~らよっと言いながら
パンツ一丁になり、顔を洗い、麦とホップを飲んで、
晩飯を食べてひよっこの録画を見ていたら、家内が、
今、ゴミ箱の向こうで何か飛んだぁ!と言う。

小人だろうか?いや普通に考えれば虫か。

めんどくさいので、無視してテレビを見ていたが
ゴキブリかもしれないので、成敗することにした。

暴れん坊将軍の衣装が無いので、パンイチ
近づくと、突然!ゴミ箱の後ろから、ジジジ!
鳴きながら、小さい蝉が飛び出した。

ワーッ!

蝉はふすまにバン!と当たり、畳にポテッ!
落ちて裏返しになって動かなくなった。

死んだか‥。


短い夏を力の限りに生き、その命を全うしたようだ。
せめてその亡骸は、庭の土の上に運んでやろう!

ご飯の後片付けをしてトイレに行って部屋に戻り、
蝉をつかま

ミミミミミ!!

いっ、生き返りやがった!

蝉は六畳間を縦横無尽に飛び回り、天井に何度も
ガンガンぶつかって、蛍光灯の上に乗る。

いかん!そこで暴れたら、部屋中にホコリが舞う!

追い出すと、また部屋をメチャクチャに飛び回り、
天井にバンバン当たる!

こいつ!痛くねえのか? ハッ!ゾ、ゾンビ?

そして、急に見失った。


どこへ隠れやがった!野郎ども逃がすな!おう!
私は一人芝居をしながら、部屋の周囲を
メヂカラフルパワーでサーチした。


いた!

自作のウクレレ掛けに止まっている。
天然の木の枝と思ったか。

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へへ~ん、残~念~でした~~!!

蝉は、殺気を感じてミー!と鳴いて逃げる。


今度はフスマの下の方に止まった。

1708DSCF3491.jpg

もう隠れる元気もないらしい。限界か?
天井で頭を打ちすぎてアホになったか。


私は諫早市のゴミ袋を蝉にかぶせた。

確保!

1708DSCF3494c.jpg 

そしてパンイチお宮の格好のまま外に出て
庭の畑の土の上に逃した。

まだ生きてはいるが、時間の問題だろう。
アディオス!アミーゴ!

適当に言っただけだった。

家に入ろうとした時、玄関の網戸に、
別の蝉が止まっていることに気づいた。

1708DSCF3495c.jpg

ああ、そうか!

たぶん・・
さっきの蝉も、家の中からの光に誘われて
網戸に止まっていて、私が開けた時に一緒に
家の中に入り、死角に隠れたのだろう。

うんきっとそうだ。 うんちがいない。


私は、網戸に止まったもう一匹の蝉を家に
入れないよう、そっと網戸を開け中に入った。

残り少ない命を自由に過ごすがいい。

夏の終わりの空には、高く星が瞬いていた。


それから、寝る時間になって、家内が玄関を
閉めるため、網戸を勢いよくズシャー!と開けた。

もう一匹の蝉が、ジジイイー!と鳴きながら
家の中に飛び込み、どこかに消えた・・・。


ああああ~~もおおお~~!!


Ramblingbird

長崎南部の自転車散歩やどうでもいい出来事を、小学生ギャグを交えて書き散らします。お下劣な表現を含みますのでご注意下さい。