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早春の有明海沿岸を、北風に向かってドM散歩  

有明海は、長崎・佐賀・福岡・熊本の四県に囲まれ、
干満の差が6mもある広大な干潟が広がっている。

山から流れ下った栄養分が注ぎこむ豊穣の海は
海苔の養殖が盛んで、牡蠣やあさりも、ん~~、
んま~いっ!



有明海沿岸は干拓地が多く、道路はほぼ平坦。
最短コースなら130kmちょっとなので、日帰りで
ぐるーっと一周まわることも可能だ。

長崎~熊本間は有明フェリーで渡る。

ずっと走ろうと思いつつ、実現できなかったので
今回、行けるところまで行ってみることにした。

このところ自転車は散歩程度しか乗っておらず、
足の筋肉も落ちているので無理はしない。
もちろん輪行で帰れるよう準備した。


そして連休2日目の日曜。

きょうは一日中、北風が強いという予報。
これは最悪!どっち回りでも半分は向かい風。

でも行くもんね。人生は短いんだ!

今回は反時計まわりにした。佐賀まで行けば
列車は夜中まである。

8時20分。 諫早の自宅を出発。

国見町多比良港のフェリー乗り場を目指し東へ。

北風の予報だったのに、けっこう向かい風だ。
おじちゃんのうそつきぃ!と言いながら走る。

天気はいいが、霞んでいる。
SDSCF9527.jpg

すでに脇道散歩モード。


吾妻町の広い田んぼ道まで来たが、風は一向に
収まらない。それどころか前からびゅうびゅう
吹き付けるので鼻水が止まらない。

平均速度20キロで行けば休憩しても2時間かからずに
到着するのだが、向かい風のため進まない。


モクレンはそろそろ終わり。桜はまだつぼみ。
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春を探しながら行く。
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イヤ、そんな余裕はない!

神代の海水浴場はゴミだらけだった。
掃除してもキリが無いのかもしれない。
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波が高い。風が強いからだ。正面からの‥


やっとこ、すっとこ、ひょっとこどっこい、多比良港に到着。
もう、11時前。
SDSCF9590_20160324084315948.jpg

11時10分のフェリーは満車で乗れなかった。
次は1時間後の12時10分発になる。

クルマは二便待ちという話だった。
やはり連休で移動が多いようだ。
SDSCF9594.jpg

13時に着いても、佐賀まで行くならあまりいろいろ
見て回れないだろう。それはつまらない。

予定を変更して、島原観光でもしようかとも
思ったが、それなら熊本観光のほうがいい。


まあ、とにかく荒尾港に渡ってから考えよう。
それが散歩というものだ。
SDSCF9598.jpg

自転車を含めた乗船料は620円。自転車は実質180円。
安い!


バイクに続いて乗船。
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自転車は物置きスペースにゴムひもで固定される。
ついでに載せてやるぜという感じ。
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でも安いのでぜむぜむOK!


天気がよく、甲板でカモメのエサやりを見て過ごす。
SDSCF9623.jpg

エサ用のパンを売っているらしい。
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沖から見る雲仙は、やはり大きくそびえ立っている。
SDSCF9605_201603240843548d9.jpg

肥の国は元々火の国だと言われるが、その中心部は
海から見えない阿蘇ではなく、雲仙ではなかったか。


45分で熊本の荒尾港に到着。

祝!自転車で熊本へ初上陸!

やはり北風は強く吹いている。さてどこへ行こうか。

まずは荒尾の海岸に出る。

だだっ広い干潟の沖には、海苔の養殖と思われる
無数の支柱が立ち並んでいるのが見える。
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写真では判らないが、見渡す限りの柱!

干上がった泥海に傾く船が、妙にシュール。
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ところで、潮が引いたにせよ満ちたにせよ、船の所まで
どうやって行くのだろう?

人間大砲だろうか。


近くに畑も無いのになぜかテーラーが停まっている。
海を見にドライブに来たわけでもアルマーニ。
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そうか、これで収穫した海苔を運ぶわけか。納得!


荒尾海岸は、水鳥の生息地として重要な湿地を守る
ラムサール条約湿地に、2012年に登録されたそうだ。
それは素晴らしい!
SDSCF9666.jpg

でも、風が強いので薄情に裏の松林の道をゆく。
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海岸近くには長崎と同様、海の神である八大龍王
祀られている。
SDSCF9673.jpg

長崎では、龍王の頭の上から龍が顔を見せているが、
ここでは竜王の胴に龍が巻きついている。
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そして、龍がカワイイ
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長崎の蛇踊りのように玉を持っている。


えびす神もあちこちに見かけた。
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まいう~の人では無い。


荒尾市内には、町なかの道路端に古い墓が沢山あった。
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よく判らないが、何となく頼もしい会だ。

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う~ん、それは捨てている訳ではなくて‥

荒尾の競馬場。白ポストもあるぞ!
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荒尾市を過ぎると間もなく、福岡県大牟田市。

祝!自転車で福岡県初走行!


向い風の中、三池炭鉱の三池港へ向かう。

月が出た出たの炭坑節で唄われたところ。

2015年7月、
明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業
として、一部が世界文化遺産に登録されたそうだ。

ここには、石炭を多く採掘していた時代に作られた水門の、
三池港閘門 (みいけこう こうもん)がある。
SDSCF9685.jpg

残念ながら、散歩記は真面目でクールなブログなので、
見に行こうけ肛門。などといった下品なボケは無しだ。

有明海は干満の差が大きいため、一万トン級の大型船は
底がつく恐れがあった。そのため、開閉することで水位
の調整ができる水門を作ったという話。

海側の公園からよく見える。
SDSCF9683.jpg

奥の丘の上には展望所が設けられ、地元のガイドさんが
いて詳しく説明してくれた。

大牟田市は福岡と言っても最果ての地。町おこしに力が
入っているようだ。今度、炭鉱列車も復元して展示する
と聞いた。


さらに北上する。こうなったら佐賀の肥前山口駅まで
何とか走ろう。

町の中の普通の川に、いきなり大きな水門がある。
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河口に並ぶ漁船の桟橋の高いこと! 満潮だと
水位はかなり上までくるのだろう。
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平野の中、少しだけ丘になったところを通ったのだが、
それでも峠扱いされているようだ。
SDSCF9699.jpg
あとでルートラボで調べたら、なんと、標高19mだった。

飲み物の販売機が並び、アダルトDVDも置いて
多角経営している。
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こっそり堂のように、こっそり出店しておらず、
堂々と売っていた。

堂々堂と名付けた。


川を渡り、みやま市に入る。

みやま市高田町江浦というところの道端で
見かけたえびす神。
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神像の台座部分に、

南高来郡山田 彫刻 石工 川原久男 とある。

山田と言えば、現在の雲仙市吾妻町だ。

時代は新しそうだが、これは有明海のはるか向こう岸の
人達同士の交流があったという記録でもある。
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むかしの人々の繋がりがいろいろ想像できて面白い。

矢部川に架かる矢部川大橋。有明海沿岸道路の一部。
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メチャクチャ金かかってそう!!

自転車は走れないので隣りの橋を渡って柳川市へ。


向かい風をまともに受けないよう、路地を適当に
北西へ進むと、いきなり観光地のような所に出た。
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北原白秋の生家がある水郷柳川の中心部だった。
川下りの舟もいる。
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おお、ここがそうか。遠いむかしに来たことが
あるような無いような。。

でも時間がないので素通り。

北原白秋の名作と言えば、やはりちゃっきり節に
あわて床屋、万歳ヒットラー・ユーゲントだろう。


ほどなく福岡県大川市。

家具で有名な町。最近では中国から輸入した家具も
売っているそうだ。三池港に陸揚げされるのだと
地元のガイドさんが暴露してくれた。

ずいぶんユニークなお菓子をつくっている。
にんにく飴に、アロエ飴!
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でもこれはまだいい。

大川木工せんべいが気になる!あ~気になる!
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検索してみたら、丸いせんべいに家具の木目の
模様が入っているようだ。

いろいろな賞をもらっているようなので
美味いのだろう。


川幅の広い筑後川に架かる新田大橋。
SDSCF9753.jpg

上流の方に、赤い筑後川昇開橋が見えている。
SDSCF9755C.jpg

これも産業遺産で、石炭を運ぶ鉄道橋の跡。
現在は観光用の歩道になっていて渡れるらしい。

ここにも寄りたかったのだが、今回はもう無理。
また今度ゆっくり見に行こう。

新田大橋を渡ると佐賀県。
と思ったら、まだ大川市だった。

ええ?筑後川を渡ったのに何で?

地図をよく見ると、大きな中州でそこは大川市。

中洲の先に県境の早津江川があり早津江橋が架かる。
SDSCF9762.jpg

そこを渡れば、いよいよ佐賀県佐賀市。

日もだいぶ傾いてきた。


有明海沿岸の干拓地の地図を見ると、海童神社と
いう神社が点在している。多い所は集落ごとにある。

海童というのは、海の神であるワダツミのミコの
事だろう。

稲作をする干拓地に何で海の神様なのか考えた。
やはり昔の手作り堤防が波風で壊されないよう、
海の神様にお願いしたのではなかろうか。

調べたら、その昔、龍造寺隆信が、すぐに決壊する
堤防を増築させ、鎮護の神として祀ったという
話が伝わっていた。
(さがの歴史・文化お宝帳より)

昔の人の気持ちが少しだけ解ったような気がした。


時間がないので海童神社は一ヶ所だけ寄った。
SDSCF9731.jpg

本殿内には何もなく至って普通の村社。

ただ、公民館らしき建物があり、町民の生活の
拠り所であっただろうことは想像できた。


JR肥前山口駅までは、あと18キロ。
ほぼ西向きなので、向かい風では無いのだが
もう日が暮れる。
SDSCF9763.jpg

見知らぬ町の夜は、危険が危ない!超ダンガー!

肥前山口駅より佐賀駅のほうがだいぶ近いのだが、
方向は真北!真っぽうし向かい風。

ああ、どっちもどっち。

う~んどうしよう。

結局、暗くなる前に着きそうな佐賀駅に決めた。

北風の吹く中を北上。やっぱり西がよかったかもと
3回くらい思いながら進む。

向い風も、だんだんどうでもよくなっていた。
風に押し戻されながら、ハアハア苦しんで走るというのも、
ドMなマニヤにはアハ~ンなのかもしれない。


駅に着いて時刻表を見たら、19時01分発の長崎行き
普通列車がいる。

今何時だ?時計を見ると、18時55分。

あーっ!あと6分しか無い!これはムリ!

折り畳み自転車なら間に合うのだが、普通の輪行だと
6分で収納して切符買ってホームへ行くのは不可能だ。

あきらめて、19時38分発の特急白いかもめに乗った。
SDSCF9768C.jpg

ネットで見た最後部座席の背もたれの裏に自転車を
入れようとしたが、誰かが紙袋を下げていたために
入れられなかった。

反対側は背もたれを倒されていたために、せまくて
入れられなかった。

仕方なく、軽食コーナー(閉店)のカウンターの所で
立ったまま自転車の番をすることに。
SDSCF9769.jpg

いずれにしても自由席は満席だった。

特急での輪行は折り畳み小径車の方がいいだろう。


佐賀から諫早まで一時間。自由席料金2,400円。

家で調べたら、うひゃあ!2,400円かぁと思うのだが
なぜか乗るときには高いと思わない。

旅の心理と言うやつだろうか。

乗らんと帰れんからだろうか。

20時38分 諫早に到着。
SDSCF9773.jpg

あとは酒を買って帰るだけ。


結局、向い風もあって合計100キロも走っていなかった。
その割には漕ぎまくって足が疲れている。

熊本から佐賀まで、平均速度たったの13.2キロ!
これは山岳地帯をゆるゆる走る時の速度。


それでもまあ、今回は熊本と福岡を初めて走れたし、
熊本側の有明海沿岸の様子を見ることが出来たので
大変よかった。見に行こうけ肛門。も見れた!

5千円のGPSロガーで、進んでいる方角を表示するだけの
画面
が、知らない街でスゲー役に立つ事も判った。

自転車は向かい風に弱いという事も改めて実感した。

そして、その晩のお風呂は、最高ォ~!に気持ちよかった。

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長崎南部の自転車散歩やどうでもいい出来事を、小学生ギャグを交えて書き散らします。お下劣な表現を含みますのでご注意下さい。 

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