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はじめてのツーリング

昭和ながさき追想記
10 /24 2013
人生初のツーリングは、幼稚園に入る前。
一部しか記憶がないので、家族に聞いた話になる。

マシンは、フロントダイレクトドライブのトライシクルバイク。ただの三輪車だ。

sanrinbikeTAA.jpg

山の中腹の自宅からバス道路を下り、麓にあったおばちゃんの家まで1.3kmの旅。
ルートロボで確認すると、標高差が62m。

景色はいいが何もない、山の斜面を切り開いた淋しい道だ。
知っている道ではあったが、幼児がひとりで行くのは心細かろう。

着いたけど留守だったので、玄関先でひとり何かやって遊んでいたらしい。

おばちゃんの所に行けば、お菓子をもらえるとでも思ったのか知らないが、
無茶でノンキな子供だ。
帰りは上り坂で大変だろうとは、もちろん考えていなかった。


自宅の前からバス道路に下りる所までは、30mほど階段だ。
三輪車は最初、家の周囲の狭い通路を往復するだけだった。しかしそれ
ばかりではさすがに飽きてしまい、新天地を求めてバス道路まで降りる
ようになったのだろうと思う。

三輪車をどうやって階段の下まで上げ降ろししていたのかは謎だ。
通行人に運んでもらっていたのかもしれない。

下り坂でブレーキのない三輪車がスピードコントロールするには、
ペダルに逆回転の力を加えるか、足ブレーキ以外には方法がない。

バス道路はそこそこ傾斜もあり、自転車で滑走するだけでも結構スピードが出た。
しかし、側溝にも飛び込まず、なんとか無事に麓へ下りられた。


おばちゃんはひとりで来た甥にびっくりして、うちに通報する。

まだ家には電話がなかったので、近所の家にかけ、そこのおばちゃんが大声で
母を呼ぶ。しかし出かけていて留守だ。となりのおばちゃんが大声で教える。

帰りはいとこの姉ちゃんに連行されて帰ったとの事だ。



うちの父方の血統は「でべそ」が多いらしい。
でべそとは、長崎の言葉ですぐ出かけてしまう人の事をいう。
私もそのケがあったようだ。

この時、遠乗りの楽しさを知ってしまったのかもしれない。



三つ子の魂百までと言うが、確かに人の本質は変わらないんだと最近思う。
ぶらっと出て走ってさるく。これからもまだ元気な限り、走り続けたい。

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Ramblingbird

長崎南部の自転車散歩やどうでもいい出来事を、小学生ギャグを交えて書き散らします。お下劣な表現を含みますのでご注意下さい。